サッカーの26年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選が2024年10月15日、各地で行われ、FIFAランキング16位の日本が、ホームで同25位のオーストラリアと対戦し1-1で引き分けた。
中国はホームで最終予選初勝利
日本は前半を0-0で折り返すと、後半13分にオウンゴールで1点を献上。同31分に今度はオーストラリアがオウンゴールで同点となった。試合はこのまま1-1で終了し、それぞれ勝ち点「1」を獲得した。
日本と同組のグループCに属する中国では、オーストラリア戦が注目され、複数のメディアが結果を速報した。
地元メディア「捜狐」(ウェブ版)は、「日本が1-1の引き分けで中国チームを救った 日本が大きな贈り物」などのタイトルで記事を公開した。
最終予選3連敗でグループ最下位の中国は15日にホームでインドネシアと対戦し、2-1で下し最終予選初勝利を飾った。
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「日本チームから『朗報』が届くとは…」
中国が勝ち点「3」を獲得したことにより、グループCの2位以下は混戦模様だ。
日本が勝ち点「10」で独走する中、2位オーストラリア、3位サウジアラビア、4位バーレーンが勝ち点「5」で並ぶ。そして、勝ち点「3」の5位インドネシア、最下位・中国が追いかける展開となっている。
アジア最終予選はホーム&アウェー方式で行われる。A、B、Cの各グループ上位2チームが本選出場権を獲得し、3位と4位のチームはアジア・プレーオフに回る。
中国は現在、最下位ながら2位オーストラリアとの勝ち点差は「2」。日本が先制を許しながらもオーストラリアの勝利を阻止したことで、中国はW杯出場の望みをつないだ。
「捜狐」の記事では、「中国チームの勝利に加えて、日本チームからの『朗報』が届くとは、誰も予想していなかった」とし、「実際、日本がオーストラリアと引き分けることは誰にも予想できなかったが、結果、日本は中国に大きな贈り物をした」と喜びを隠さなかった。
中国は11月14日に敵地でバーレーンと対戦し、19日にホームで日本戦を控える。