俳優の前山剛久氏がSNS上で公開していたショート動画を、2024年10月16日までにすべて削除した。

「SNSにてお芝居の動画を上げていけたら」

前山氏は2021年に急逝した俳優の神田沙也加さんと交際していたことで知られ、「週刊文春」によって、亡くなる直前の神田さんに対して暴言を吐いていたことなどが報じられていた。前山氏は22年1月に心身の不調による治療のため活動を休止、同年6月に事務所を退所した。

24年9月、前山氏は11月公演予定だった舞台「ある日の通り雨と共に」の出演を告知したが、2人の共演俳優が出演を辞退。主催の団体はXで「安全性の確保が困難になったと判断」したとし、上演自体が見送りとなったと発表していた。

前山氏は10月9日、開設して間もないYouTube・TikTokチャンネルで、「先日の舞台の一件で、皆様にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。「過去の一件」を自身の責任だとし上で、「すべて終わりにして楽になってしまったほうが良いのかなとも考えました」とも明かしつつ、芝居を続けていきたいという旨を伝えた。

動画では、「YouTubeならびにSNSにてお芝居の動画を上げていけたら」と今後の展望も語っていた前山氏。その後は、各チャンネルでショート動画を投稿していたのだが、これらが16日昼までに削除されたのだ。

(広告の後にも続きます)

「謝罪動画の後にすぐこれ…」

前山氏は謝罪後、「盗撮男」「不倫され男」「デスペラード教」などと題したショート動画を投稿した。たとえば「盗撮男」は一人称視点の動画で、前山氏が演じる男性が、撮影者に向かって「ねぇ、なんで無視すんの?おい、なんで無視すんのって」と不気味な表情で詰め寄るというものだ。

動画が公開されると、一部のユーザーからは「YouTubeチャンネルのショートが怖い。よくあんなショート出せるな…その神経が分からない…」「謝罪動画の後にすぐこれ…」「色々と客観視できてなさすぎじゃない?」「単純に気持ち悪すぎる」などの批判が上がった。

なお、前山氏は14日にインスタで、「今日はTikTok・YouTube撮影でした!色々と、試行錯誤中です」と近況を報告しており、「撮影お疲れ様です更新お待ちしてます」「話題になっているYouTubeのショート動画も早速観ましたが面白かったです。色々批判する人もいるけど、私は応援していますよ」といった声も届けられていた。