明治のロングセラー商品「ヤンヤンつけボー」が値上げしている――。そんな情報が2024年10月上旬、Xで拡散されると「遠足のおやつ500円じゃ足りない」「高っ!こんなん買えないよ」などと嘆きの声があがった。
明治の広報担当者はJ-CASTニュースの取材に対して、値上げは「カカオ豆の価格高騰が主な理由」だと説明している。
ヤンヤンつけボーは10月1日より約6~31%値上がり
話題となっているのは、ヤンヤンつけボーが税込み257円で売られていると投稿された写真。24万「いいね」、2万5000回リポスト、2435万回表示され、大きな注目を集めている。ヤンヤンつけボーが値上げしたという趣旨の投稿に対し、「遠足のおやつ500円じゃ足りない」「高っ!こんなん買えないよ」「98円ぐらいじゃなかった?」「わたしの記憶100円くらいで止まってる」「昨日買おうかなーと思って見たら220円やってほんま終わった」「ヤンヤンってこんなに高かった!?」といった嘆きや驚きの声が多く寄せられた。
明治の公式サイトによると、10月1日以降発売・出荷分からチョコレート・スナックの内容を減らしたり、値上げしたりしている。その理由について、次のように説明した。
「原材料価格は、世界的な需要拡大などの影響により多くの原材料について高止まりの状態が続いています。さらに、原油価格高騰の影響による物流コストや包装材価格の上昇に加え、エネルギーコストなどの諸経費も高止まりの状態が続いています。弊社におきましては、これらのコスト上昇を吸収すべくさまざまな対策を講じてまいりましたが、現状の価格による販売の継続が難しい状況となったため、今般、下記の商品群について価格改定および内容量変更を実施させていただきます」
ヤンヤンつけボーは同日より約6~31%値上がりしているという。
広報担当者はJ-CASTニュースの16日の取材に対して、個別商品の値上げ幅は回答しなかった。価格はオープンプライスで、個別に流通先で販売価格を設定しているという。
(広告の後にも続きます)
6月出荷分で値上げしたばかり
今回の値上げは6月1日出荷分の値上げ以来だと説明。値上げの理由については「ヤンヤンつけボーの主原料であるカカオ豆の価格高騰が主な理由になります。国外製造(シンガポール)しているため、輸送費などエネルギーコストの高騰も一因となっております」と答えた。
値上げに関して衝撃の声があがっていることについては、次のように回答した。
「お声を頂戴していることは承知しております。ご愛顧いただいているお客さまにご負担をおかけすることになり、大変心苦しく思っています。引き続きコスト削減など自社努力を継続してまいります」