20代のころから気になっていた目の周りのブツブツ。毛穴に詰まった角栓だろうとさほど気にしていませんでしたが、35歳を過ぎたあたりからその数や範囲が一気に急増! 皮膚科を受診したところ、思わぬ診察結果が判明しました。目の周りにできたブツブツについての体験談をお話しします。

毛穴の詰まりと思っていたブツブツ



20代のころから目の周りに1mmに満たない白いブツブツができるときがありました。常にあるわけではなく、時々「あ、また出てきた」と気になるくらい。毛穴に詰まった角栓だろうと、目の周りを入念にスクラブで洗ったり、気になるものは爪で角栓を絞り出したりしていました。

メイクの際に特に支障が出るほどでもなかったので、あまり気にしていませんでしたが、35歳を過ぎたころから、目の周りのシミと共にブツブツが一気に急増したのです。そしてこれまで目の下や目尻の横にあったブツブツは、まぶたのふちやまぶたの裏にまで広がるように……。

角栓を取るパックやスクラブ洗浄をしたものの、一向に改善の気配がないため、皮膚科を受診することにしました。

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皮膚科受診でブツブツの正体が判明



皮膚科に行ったときにも、目の下や目尻の横に白いブツブツが広がっていました。受診して皮膚科の医師から伝えられたのは「稗粒腫(はいりゅうしゅ)」でした。稗粒腫とは、毛穴に詰まった角栓が白く硬く丘疹(きゅうしん=皮膚の表面が小さく盛り上がった状態)になったもので、良性の小さな腫瘍のようなものとのこと。産毛くらいの小さな毛穴に詰まった汚れがうまく排出されず、ブツブツになって固まってしまった状態なのだそうです。

顔にできる毛穴汚れは皮脂汚れが主ですが、目の周りの毛穴汚れは角質の詰まりが主のため、顔にできるブツブツよりも硬く白く見えるのだそうです。しかし、目の周りの皮膚は他の場所と比べると大変デリケートなため、自分で毛穴に詰まった汚れの芯を絞り出すことは厳禁だとお叱りを受けました。たしかに、過去に自分で汚れを絞り出した際に、出血したり赤くなってしまったりしたことが多かったため、自分で皮膚を傷つけてしまっていたのだなと反省しました。

ひどい場合は、針やピンセットで汚れの塊を絞り出す治療やピーリング、レーザー治療もあるそうです。私の場合、今回の症状は、一旦ハトムギの漢方と塗り薬を処方され様子を見ることとなりました。