34歳のとき、部署異動で新しい仕事に就くことになりました。それまでは室内で過ごすことがほとんどだったのに対し、新しい仕事では自転車で近隣のお客様を訪問するという、まさに「外回り」の業務でした。

最初は楽しかった外回りの仕事

最初は未知の世界に戸惑いもありましたが、実際に外に出てみると、太陽の光を浴び、風を感じながら自転車で移動するのが思いの外楽しく、まるで新しい世界に飛び込んだような感覚でした。

「これが仕事だなんて、なんてぜいたくなんだろう!」と、心の中で何度も思いました。建物の中に閉じこもっていた日々では感じることのなかった季節の変化が、今では肌で感じられる。まるで、自然と共に生きているような充実感がありました。

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1年後に気付いた肌の変化

しかし、そんな楽しい日々の中で、ふと気付いたことがありました。1年ほどたったころ、鏡を見た自分の頬に、シミが増えているような気がしたのです。最初は「気のせいかな?」と思っていたのですが、日に日にその疑いは強くなっていきました。

日焼け止めを塗っていたとはいえ、やはり完全には防げなかったのかもしれません。「年齢的なものだろうか?」と自分を納得させようとしましたが、シミが増えていくのは明らかでした。