ファッション評論家ピーコさん死去...愛ある毒舌で人気　「ダメ出しのようで、実は...」「ザ・たっち」ら惜しむ声続々

双子タレントの「おすぎとピーコ」として知られ、ファッション評論家のピーコさんが2024年9月3日に敗血症による多臓器不全のため死去した。79歳だった。10月20日、複数メディアが報じた。

「辛口ピーコのファッションチェック」で人気

報道によると、ピーコさんは23年6月に神奈川県内の高齢者施設に入居し、穏やかに過ごしていたものの24年8月頃に体調が悪化。県内の病院に入院していたという。

ピーコさんは一卵性双生児の弟で映画評論家のおすぎさんとともに、双子タレント「おすぎとピーコ」として活躍した。「オネエキャラ」のはしりとしても知られた。

愛のある毒舌で街ゆく人々の着こなしを評価する「辛口ピーコのファッションチェック」で人気を博し、TBS系・フジテレビ系と局をまたいでコーナーを持った。

多くのバラエティ番組で活躍したピーコさんの訃報に、SNSでは「ピーコさんのファッションチェックのファンでした。そして弱いものにいつも優しい視線をもっておられたこと。厳しいコメントの裏にある愛に触れていつも慰められ心が暖かくなった。大切な人がまた1人居なくなりました」「ピーコさんのファッションチェック、大好きでした。おすぎさんとお二人で出演された番組を楽しみに観ていました」など、悲しみの声が相次いだ。

「そんな優しいピーコさんが大好きでした」

芸能界からも多くの悲しみの声が寄せられている。

お笑いコンビ・さまぁ～ずの三村マサカズさんは、「私がパクチーを食べられるようになったのは、おすぎとピーコさんのおかげでした。今ではどうかと言う人がいるかと思いますが、パクチーの束を口に入れられて、あれ？　美味いかも！　と思った。ご冥福をお祈りします」と懐かしんだ。

双子芸人で、おすぎとピーコのモノマネでも知られるお笑いコンビ「ザ・たっち」の兄・たくやさんは「ピーコさん　何度も共演させていただき、お世話になりました」と感謝をつづり、「辛口のダメ出しのようで、実はアドバイスをくれている、そんな優しいピーコさんが大好きでした」と別れを惜しんだ。

弟・かずやさんは「ご冥福をお祈りします。大好きなピーコさん。本当に本当に残念でなりません」としている。

タレントで作家の室井佑月さんは「嘘でしょ。悲しい。ピーコさんにはお世話になった」と訃報に触れ、「若い頃、仕事でいじめられてると庇ってくれた。『室井はバカだけど可愛い、対するお前は利口かもしれないけど可愛くない』といじめっ子にいきなりいったりして。私ね、あなたのこと大好きだった。本当に好きだった。悲しいよ、ピーコさん」と別れを惜しんだ。