衆院解散に伴う総選挙への投票を呼びかける投稿に添付した写真が波紋を広げている自民党の今井絵理子参院議員が2024年10月20日、11日ぶりにX投稿を更新し、応援演説を行ったことを報告した。

15日に衆院選公示…X上では約11日間「沈黙」

物議を醸したのは、今井氏が9日に公開した衆院選への投票を呼びかけるX投稿に添付されていた2枚の写真だ。

写真はいずれも国会内と思しき屋内で撮影されたものだ。1枚目は壁に自民党議員の集合写真が飾られた洋風の建物で窓辺に腰を預け、ほほえみながら窓の外を見つめる今井氏の姿を写したもの。2枚目は、笑顔で窓の外に視線を向ける今井氏を斜め前方から撮影したバストショットだった。

投稿には「相変わらず芸能人気質が抜けてない人だなぁ?」「いつまでもアイドル風情が過ぎる」などとする批判が殺到し、リプライは2400件を超えた。

23年7月に当時自民党女性局の局長だった松川るい参院議員がエッフェル塔の前で決めポーズをした写真をSNSに投稿し批判を浴びたが、今井氏もこのフランス研修に同行していた。研修から1年が経過しても進捗の報告がないとの批判も多かった。

15日に公示された衆院選開始後も、X上では約11日間「沈黙」を続けていた今井氏。20日、Xを更新し「15日からスタートした衆院選。各候補の激励へ! ともに力を合わせて頑張りましょう!」と呼びかけた。

添えられた4枚の写真はいずれも応援演説の際に撮影されたもので、笑顔で登壇する今井氏のバストショット、候補らとのツーショット写真、そしてスタッフらとの集合写真だった。

久々の投稿となったが、「フランス研修旅行の報告はもちろん 今までの議員活動の中でどのような法案作成に関わったか? などの実績をアピールしてほしいです それをもとに、なぜこの候補者を推すのか?など論理的に説明してほしいです」「あなたは激励に行くよりもフランス視察説明をやることを優先したらどうですか?」など厳しい意見が寄せられた。

今井氏はインスタグラムのストーリーズでも、全国各地を回り応援演説に参加する様子を伝えている。21日には、出身地でもある沖縄で応援演説を行った。青地に白や黄色の柄が入ったかりゆしウェアを着た写真を添え、「沖縄の選挙もとても厳しい風が吹いてますが、今こそ心をひとつにして選挙戦を乗り越えていきたい」とつづっている。