ヨガとピラティスどっちが痩せやすい?効果的にダイエットするための期間やポイントをまとめて解説

ピラティスに期待できる5つのダイエット効果

ここからは、ピラティスに期待できるダイエット効果をご紹介します。

インナーマッスルの強化

ピラティスでは、インナーマッスルやコアを鍛えられます。インナーマッスルが強化されると、しなやかで美しい体に。

例えば腹筋の場合、シックスパック(6つに割れたお腹)を作るのは腹直筋と呼ばれる筋肉ですが、ピラティスでは腹直筋ではなく、コルセットのようにお腹まわりを一周している腹横筋を鍛えます。これによって、ウエストがすっきりと引き締まってきます。

基礎代謝が高まる

ピラティスでインナーマッスルを鍛えると、筋肉量が増え、基礎代謝(何もしない安静時に消費されるエネルギーのこと)が高まるため、痩せやすい体になっていきます。

基礎代謝がアップすると、体温が上がって血流もよくなります。美容だけでなく、冷え性の改善や免疫力アップといった、健康にもうれしい効果が期待できるでしょう。

部分痩せ効果

ピラティスには、さまざまなエクササイズがあります。気になる特定の部位にアプローチできるエクササイズを取り入れれば、部分痩せ効果も期待できるでしょう。

全体的に体を鍛えるエクササイズを行いつつ、ヒップや太ももが気になる場合は下半身を重点的に、ぽっこりお腹などウエストが気になる場合はお腹まわりをしっかり鍛えると、引き締めやサイズダウンにつながります。

姿勢の歪みやむくみの解消

体の左右で筋肉量に差があると、姿勢が歪んでしまう原因になります。ピラティスでは筋肉の左右差を調整して均一に整えることもできるため、背骨がしなやかになり、美しく伸びた正しい姿勢に導く効果も期待できるでしょう。

また、ピラティスで股関節の正しい使い方を学べば、脚をバランスよく鍛えられるようになり、美脚効果や美尻効果も期待できることもメリットです。姿勢が正しく改善されると血流もスムーズになり、女性に多く見られるむくみの解消につながるでしょう。

自律神経が整い食事のコントロールがしやすくなる

ピラティスは呼吸を意識しながら行うため、自律神経やホルモンバランスを整える効果も期待できます。

自律神経が乱れると体調不良やイライラ、ストレスなどにつながることがありますが、ストレスがたまるとノルアドレナリンと呼ばれる神経物質が増加し、食欲が増加してしまい、食べ過ぎや飲み過ぎの原因に。

自律神経を整えることで精神が安定すれば、食べ過ぎや飲み過ぎを防ぐことができ、食事のコントロールがしやすくなるでしょう。

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ピラティスで痩せるために効果的な頻度・必要な期間は?

ここでは、ピラティスで痩せるための効果・期間についてご紹介します。

ピラティスで痩せるために効果的な頻度は?

ピラティスをダイエットに活用したいと考えている場合、初心者であれば週1〜2回から始めるのがおすすめです。何度か続けて、体が慣れてきたら週3回、週4回くらいのペースにするといいでしょう。

ダイエットのためだからといって、無理にピラティスの回数を増やすのは筋肉に負担がかかるためおすすめできません。エクササイズのあとは、しっかりと筋肉を休めてあげることも大切です。

無理に回数を増やすよりも、自分が続けやすい頻度で取り組み、継続していくことを意識するといいでしょう。

ピラティスで痩せる効果を実感できるまでの期間は?

ピラティスでのダイエット効果がどのくらいで実感できるかは、一人一人の生活習慣や体重、脂肪や筋肉の割合などによっても異なります。

ピラティスの考案者であるジョセフ・ピラティス氏は、ピラティスについて「10回で違いを感じ、20回で体の見た目が変わる。30回で体のすべてが変わる」という言葉を残しているため、10回くらいから違いを実感できるかもしれません。

そもそもピラティスは劇的な減量効果が見込めるエクササイズではないため、まずは30回続けることを目標にするといいでしょう。

毎日10分のピラティスでも痩せる?

ピラティスは毎日継続する必要はありませんが「週1〜4回よりも、自宅で毎日少しずつの方が続けやすい」という人もいるかもしれません。

もしも毎日10分のピラティスを行うのであれば、背骨や腹筋にアプローチできるシンプルなエクササイズが続けやすくておすすめです。