家計管理についてのアドバイス

今月は収入の約半分の月10万円を貯金できたとのことです。児童扶養手当は所得によって金額が変わります。児童扶養手当の所得額には、養育費の8割が加算されるため、養育費の金額や今後のYさんの収入によっては児童扶養手当の受給額が減額されたり、支給停止になったりすることもあります。

仮にこれからお子さんが12歳になるまでの5年間、月額10万円の貯金を継続できるとすると
10万円×12カ月×5年=600万円
を貯めることができます。

月2万円収入を増やすことができれば、12万円貯金ができることになります。家賃を支払った上で貯金ができるように、ご実家で生活する間に基本の生活費をコンパクトにおさえる習慣作りを意識してください。生活費を安定させることができれば、貯蓄力がつき自信も湧いてくると思います。住まい、スキルアップの支援なども詳細を確認し、利用されることをおすすめします。

子育てを支援する「児童手当」も2024年10月からは18歳まで支給されるなど、以前より手厚くなっています。今後も公的な制度の変化にアンテナを立てて確認を続けることを忘れないようにしましょう。

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アドバイスを受けたYさん談

こども家庭庁がどんなことをするところか知りませんでしたが、シングルマザーが利用できる制度が思いのほか多くあり、母子家庭向けの就労支援も複数あるようだったので詳細を確認してスキルアップを図りたいと思います。

離婚を決めた決断を、あとで自分が良かったと思えるようにしていきたいです。まず、子供と2人で自立できるよう最低月10万円の貯金を継続していこうと思います。

保険についても母子医療等、医療費の助成制度の内容を踏まえた上で見直しを早急に行いたいと思います。死亡保険金受取人も受取時にどのような手続きが必要か、手続きの内容をよく理解していなかったので家族と相談して検討しようと思います。

今回、受取人のこともそうですが、自分一人で考えていても解決できないことが多いことに気がつきました。自分でできないことは抱え込まず相談しながら決めていこうと思います。

家計簿診断を終えて

生活の中で大切にしていることとして「子供の前では泣かないようにする」とありましたが、お金や子育て、生活のことなど不安に感じることも多いと思います。どうぞおひとりで抱え込まず頑張りすぎないようになさってください。

結婚、離婚、出産など特に女性は男性に比べてライフプランの変更の機会が多いかもしれません。ライフプランの変更により、基本の社会保障の内容が大きく変わります。変更の都度、必要な手続きを確認し、手続きや申請の漏れがないように気をつけたいですね。