3.トイレのドア交換の注意点

ここでは、トイレのドア交換の際に知っておくべき注意点を説明いたします。

①引き戸にすると音が漏れやすくなってしまう

引き戸は開き戸に比べて密閉性が低いので、トイレのドアを引き戸にしてしまうと音や臭いが漏れやすくなってしまいます。

バリアフリーのことを考えて引き戸にしようとお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、引き戸には音漏れや臭い漏れなどのデメリットがあることを認識しておきましょう。

②内開きのドアは開閉スペースなどの確認が必要

トイレのドアを内開きにしたいとお考えの場合は、ご自宅のトイレのスペースで、開け閉めができるかしっかり確認しましょう。

そして、内開きのドアは万が一中で人が倒れてしまうと外から開けられなくなってしまいます。高齢の方がいらっしゃるご家庭は注意しましょう。

③オーダーメイドのドアはドアのみの交換でも費用が高くなる

最初にドアだけ交換した場合と枠も一緒に交換した場合は5~8万ほど費用に違いがでるとご紹介しました。

しかし、ご自宅のドアが特注のドアだった場合は注意が必要です。なぜなら、既製品のドアやドア枠の取り付けが難しい場合があり、ドアのみの交換で済ませることができない場合があるからです。

その場合は、再度オーダーメイドでお願いするか、既製品のドアやドア枠が取り付けられるような内装のリフォームが必要なため、通常のドア交換リフォームに比べて費用がかさんでしまうことに注意が必要です。

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4.トイレのドア交換の費用を安くするコツ

トイレのドア交換を検討する際、費用をできるだけ抑えたいと考える方も多いでしょう。

ここからは、コストを削減しながらも満足のいくリフォームを実現するための具体的な方法を3つご紹介します。

①カバー工法でドア枠は残す

トイレのドア交換費用を安く抑える方法の1つに、ドア枠を残す「カバー工法」があります。

この方法は既存のドア枠をそのまま使い、新しいドアを取り付けるリフォーム方法で、通常の交換費用に比べて約半額程度のコストに抑えられることが多いです。

現在のドア枠が傷んでいない場合や、同系統のデザインを選ぶ場合、カバー工法でリフォームすることで費用を大幅に削減できるでしょう。

まずはリフォーム会社にカバー工法が適用可能か確認してみましょう。

②他のリフォームと同時におこなう

トイレ全体の劣化が気になる場合や、他にもリフォームを考えている場所がある場合は、そういったリフォームとまとめてドア交換を行うのがおすすめです。

複数個所のリフォームを一度に行うことで、作業効率が上がるだけでなく、職人や車両を何度も手配する必要がなくなるため、その分ドア交換にかかる費用を抑えることができます。

ただし、まとめてリフォームを依頼することになるとトータルでかかる費用は高くなるので、複数個所のリフォームを考えていない場合は他の方法で費用を抑えられる方法がないか検討したほうが良いでしょう。

③相見積もりをとる

トイレのドア交換を検討する際には、複数の業者から相見積もりを取ることが大切です。これは、業者によってリフォーム費用が大きく異なるためです。

複数の会社からの提案を比較することで、適正価格を把握しやすくなるだけでなく、1社だけでは気づかなかった問題点や改善点を見つけられる可能性が高まります。

例えば、同じリフォーム内容でも見積額に数万円の差が出ることがありますが、中には必要な工事を省いて安価に提示しているケースも考えられるため、必ずしも見積額の安い業者を選べばいいとは限りません。

相見積もりを取る際は、最低でも3社以上に見積もりを依頼しましょう。その際、工事内容や使用する材料を統一すると、価格の比較がしやすくなり、自分にピッタリのリフォーム会社に出会える確率が高まるためおすすめです。