テンプレ付き! 履歴書に添える送付状(挨拶文)の書き方

履歴書を送るときは、履歴書だけでなく送付状も添えましょう。送付状は添え状とも呼ばれ、送り主や送付物の内容を伝えるための書類で履歴書だけを送るより丁寧です。記載内容は次のとおりです。

①日付

履歴書の日付と合わせて投函する日付を記入。西暦・和暦は書類の中で統一し、年月日も省略せずに書きましょう。

②宛名

送り先の法人名・部署名は省略せずに正式名称で書きます。

③署名

宛名より下に自分の連絡先を記載します。住所、氏名に加えて電話番号も記載しましょう。

④件名

何に関する書類かわかるように件名を書きます。履歴書の場合は「応募書類の送付につきまして」と記載するのが一般的です。

⑤頭語と結語

書き出しには「拝啓」、締めは「敬具」と書きます。

⑥本文

「拝啓」に続き、挨拶文と応募、履歴書送付の旨を記入します。

文章例

拝啓 貴院ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

このたび、貴院求人に応募させていただきたく、応募書類を送付いたします。

ご検討のうえ、ぜひ面接の機会をいただけますと幸いです。

何卒よろしくお願い申し上げます。

⑦同封書類

「敬具」のあとに改行して「記」と記入し、続けて箇条書きで同封書類・枚数を書きます。 最後は「以上」で締めます。

▼送付状のテンプレート(Excel形式)はこちら

【履歴書送付状_テンプレート】をダウンロード

「貴法人」?「御法人」? 敬称に注意!

話し言葉と書き言葉で敬称の使い方が異なります。履歴書など書き言葉の場合は「貴」をつけます。病院の場合は「貴院」、保育園/幼稚園は「貴園」、株式会社の場合は「貴社」、医療法人や社会福祉法人などの場合は「貴法人」と書きます。

一方、面接など話し言葉の場合には「御」をつけます。病院の場合は「御院」、保育園/幼稚園は「御園」、株式会社の場合は「御社」、運営母体が医療法人や社会福祉法人などの場合は「御法人」と言います。

▼「敬称」について詳しい解説はこちらの記事をチェック!

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封筒に入れる物と順番

封筒に入れる物は、送付状と履歴書のほか必要があれば職務経歴書などです。すべてクリアファイルに入れると中身が破損せず安心です。

入れる順番は下のイラストのように、添え状を一番上にして履歴書、職務経歴書、その他書類の順に重ねます。