一般的な治療方法とは
マイコプラズマ肺炎に感染したときは抗生物質による治療が基本ですが、軽症の場合は抗生物質を使わず経過観察することもあります。医療機関で診察を受けて、症状などに合わせて治療方針を決めます。
※厚生労働省によると、成人で肺炎を伴わない気管支炎であれば抗生物質による治療を行わないことが推奨されています
感染したら水分と栄養をとり、安静にして体力をしっかり回復させることが大事です。多くの人は軽症で済みますが、重症化した場合は入院が必要になることがあります。
参考サイト:マイコプラズマ肺炎(厚生労働省)
(広告の後にも続きます)
基本的な感染対策で予防しよう
現時点でマイコプラズマ肺炎に有効なワクチンはありません。日常生活で予防するには、日ごろから手洗いをしっかりと行うほか、家庭内で感染者がいる場合はタオルの共用を避けるようにします。せきの症状があるときはマスクの着用を心がけましょう。
また、マイコプラズマ肺炎は感染症法上、5類感染症(定点把握対象)に定められており、基幹定点医療機関から毎週患者数が報告されています。各都道府県の感染状況をチェックしたり、学校や職場で流行していないか確認したりして、状況に応じて対策をとるなどの工夫をしましょう。
参考サイト:マイコプラズマ肺炎 感染状況MAP(NHK)