40代になった私は、それまで着ていた洋服のシルエットに違和感を覚えるように。さらに、久しぶりにはいたパンツが入らないことに衝撃を受けます。どうやら違和感は、私の体型が原因のようなのです。40代からの体型の変化に悩んだ私の体験談を紹介します。
去年のパンツが…入らない!
30代までの私は、中肉中背。既製品の洋服ならMサイズかSサイズがちょうど良いという体型でした。食道楽にもかかわらず、それなりに体型が維持できていたのは子育てや仕事に忙しかったからかもしれません。雑誌のダイエットや美容記事も細かくチェックし、少し体重が増えてもすぐに元に戻す生活を心がけていました。
ところが、40代に入ると生活環境が変わり、1日中パソコンの前で過ごす日が多くなったのです。自分の体重が何kgあるのかも、すっかり気にしなくなっていました。
ある日、久しぶりにクローゼットからパンツスーツを出したところ、明らかな違和感を覚えます。「私、こんな細いパンツをはいていたっけ……」。若干不安になりつつ足を通すと……きつい! どう考えてもウエストのフックが締まらないきつさ! 「い、いつの間にこんなに巨大化してしまったの?」。
日々の積み重ねとは恐ろしいもの。どうやら、座ってばかりいる日々を送るうちにすっかり体型が変化してしまったようです。ぼうぜんとなりながらも、なんとかしなくてはと思った私は、その日からダイエットを決意しました。
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激しい運動はもう無理!
今まで試したダイエット法は数知れず。30代までの私は、ちょっと体重が増えるたびにりんごダイエットやスープダイエットのような、食事制限を中心とした減量を続けていました。「よし、パンツが入る元の体型を目指そう!」と意気込んだ私は、お決まりの食事制限を試みることに。ところが、気力も体力もなぜか続かない! 1週間もたたないうちに、ダイエットの決意はどこへやら。お菓子片手にテレビを見る日々へと逆戻りしてしまうのです。
自己嫌悪しながら筋トレを試みるものの、これも長続きしません。腹筋やスクワットを習慣化していた時期があったのがうそのように、すぐにバテてしまいます。「昔はもっと頑張れたのに」と、体型だけでなく気力まで変わってしまった自分にすっかり落ち込む日々。へこむ心とは裏腹に、体重はどんどん上昇していきます。慢性的な運動不足も重なり、いつしかひどい腰痛にも悩まされるようになってしまいました。
「ダイエットとか美容とかいう前に、動ける体になることが最優先では……」。マンションの階段で息切れするようになった私は、健康な体作りを意識するようになったのです。