ストレッチでしなやかな体を目指す
「激しく走ったり跳んだりはしたくない。いや、むしろできない」。自分の身体能力を自覚した私は、とにかく体を動かしたり伸ばしたりすることを考えました。バスケットボール部の息子に良い運動はないか相談してみたところ、「ストレッチならできるんじゃない?」とのこと。部活の練習でも、始めと終わりのストレッチは欠かせないと言うのです。ストレッチで柔軟性が増せば、体を動かしやすくなる。体を動かせば、その後は筋力が付いてくるという話でした。
息子に教えられながら、私は運動を生活に取り入れ始めます。体の側面や足腰を伸ばすストレッチは、初めは「あいたたた……」という声がつきものでした。「今日は30回。明日は50回」と意気込んでいたスクワットは、「できるときにできるだけ」にシフトチェンジ。電子レンジを使う数分や、お湯が沸くまでのつかの間の時間を活用し、取り組むことにしました。
パソコン仕事の合間に背伸びをしたり、寝る前には布団の中で体を伸ばしてみたり……。そんな日が1カ月ほど続いたころでしょうか。「あれ、足が軽い!」。いつものようにマンションの階段を上ったときに、体の変化に気付いたのです。
体が動くようになると、できる運動も少しずつ増えていきます。「今日は1駅歩いてみようかな」「いつもより1回多くスクワットを頑張ろう」など、運動に対して前向きに考えられるようになりました。
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まとめ
きつくなったパンツがはけるようになったのか? 実はまだ再チャレンジはしていません。もうちょっと体が引き締まらないと無理だろうなぁとは感じています。ただ、40代に入りさまざまな体の変化があるなかで思ったのは「心も体も無理は禁物」ということです。
ダイエットや運動も一過性のものではなく、長く緩く続けられたらないいなと思いつつ、今日もストレッチで体を伸ばしています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)
2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
著者/原田 祥子
40代ライター。2児の母。お酒と猫をこよなく愛する。ストロング系のお酒はキツくなり、元気においしく飲むために、そろそろ健康に気をつかわねばと思う日々。