衆院選(2024年10月27日投開票)に東京24区(八王子市)から立候補している萩生田光一氏(無所属)と有田芳生氏(立憲民主党)が、X上でバトルを繰り広げた。有田氏が2024年10月24日、翌日に予定されていた八王子青年会議所(JC)の討論会について「萩生田光一候補が欠席というので私も出ません」と投稿。すると「萩生田光一事務所」のアカウントが、「選挙期間中に誤った情報に基づく投稿をされると迷惑です。当方から八王子青年会議所の公開討論会を断った事実はありません」と反論したのだ。
有田氏は選挙戦中たびたび、萩生田氏に批判的な内容の投稿をしている。萩生田氏側も応戦。JC以外に、インターネット番組「ReHacQ(リハック)」への出演をめぐっても「両者欠席」という事態になった。
「スケジュールが合わない」
有田氏は24日にXで、「ReHacQ」から討論会開催の提案があり「萩生田光一氏が出るのであれば出席する」と返答したが、スケジュールの都合で欠席するとの連絡を受け、同じく見合わせた旨を報告した。
萩生田光一事務所のXは同日、ReHacQでの討論会につき、「選挙戦最中のご提案であり、スケジュールが合わない為お断りしました」と投稿していた。
ReHacQプロデューサーの高橋弘樹氏は有田氏の投稿を受けて、「私たちギリギリ対応得意ですので、今からでもご参加お待ちしてます!!普通に、有田さんのお話、伺ってみたいです!!もちろん萩生田さんも、気が向いたらお待ちしてます!」と呼びかけた。
だが結局2人は欠席。また與倉さゆり氏(参政党)、佐藤由美氏(日本維新の会)も出席せず、参加したのは畑尻文夫氏(無所属)と浦川祐輔氏(国民民主党)の2人だけだった。
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有権者も怒っていた
ReHacQでは今回の衆院選で、東京都の小選挙区の討論会を実施している。これまでの放送でも、欠席した議員はいる。ただ候補者6人中4人も欠席というのは珍しい。
討論会の冒頭、浦川氏は「不誠実ですよね」と一言。地元でこの件を話した際に「(有権者の)お母さんたちは怒っていました」と明かした。畑尻氏も「萩生田には出てきてほしかった。残念でしょうがない」と無念さをにじませた。