秋口のある日、私は38度を超える熱とひどいせき、倦怠感に襲われ、10日ほど寝込みました。風邪薬と解熱剤のおかげで回復したはずなのに、なぜかせきだけが止まらず、四六時中激しいせきに悩まされ続けたのです。

しまいには体力も消耗し始めて

ぜんそく持ちの私は、発作が悪化したのかと思い、吸入器を頻繁に使用しましたが、効果は一時的。せきと若干の息苦しさ、胸の痛みが続き、体力も消耗していきました。

忙しさを言い訳に2カ月ほど我慢していましたが、次第に息切れも感じるようになり、ついに大きな病院を受診することにしました。

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下された診断名は

内科から呼吸器科に回され、そこで告げられた診断名は「気胸(ききょう)」。肺を包む胸膜に小さな穴が開き、肺がしぼんでいる状態だと説明されました。

まさか自分の肺に穴が開いているとは……。長く続いていた息苦しさの原因がわかり、驚きと同時に納得しました。