スイーツ、焼き菓子の世界では、知っていそう?でも実は意外と知らないことが多いですよね。そんなスイーツの疑問に現役のパティシエ・大澤智弥氏が答えてくれます。

今回は、スポンジケーキとシフォンケーキ、それにスフレの違いについて大澤シェフに聞いてみました。見た目は似ているそれぞれのケーキですが、食べたときの食感は違うもののよう。何が違うのでしょう。

牛乳やバターで風味を出すスポンジケーキ

「スポンジケーキ、シフォンケーキ、スフレは見た目・材料・作り方、どれも似ているのですが、どれも少しだけ違いがあるんです」と大澤シェフ。

スポンジケーキは、スポンジのような生地で柔らかさの中にも少し弾力のある、ふわふわした食感が特徴で、バターの風味が強く、さまざまなケーキの生地として使われています」

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ふわふわした食感が特徴のシフォンケーキ

シフォンケーキは絹の織物のような繊細で柔らかな食感から命名されたと言われています。「シフォンケーキは、風味よりもふわふわとした食感が大事にされます。そのためにバターではなく液体の油を使います。

サラダ油や胡麻油を使います。ちなみに胡麻油の中でも、香りの少ないサラサラとした”太白”と呼ばれるタイプの白い胡麻油を使うことが一般的です。これらを使うことで、口当たりが軽くてふんわりとした食感になるんです」