米ウェブメディア「The Daily Caller」が2024年10月27日、大谷翔平選手(ドジャース、30)に対するニューヨーク・ヤンキースファンの「挑発的愚行」を問題視した。
「大谷翔平の肩の負傷を祝う様子がビデオに…」
大リーグワールドシリーズ第2戦が27日にドジャースタジアムで行われ、ロサンゼルス・ドジャースがニューヨーク・ヤンキースを4-2で下し、同シリーズ2連勝を飾った。
試合はドジャース山本由伸投手(26)が先発し、6回3分の1を投げ、1安打1失点4奪三振の好投。大谷は「1番・DH」でスタメン出場し、3打数無安打に終わった。
「The Daily Caller」が問題視したのは、試合中に左肩を負傷した大谷に対するヤンキースファンの態度だ。
大谷は3点リードの7回に、1死走者なしから四球を選び出塁。2番ムーキー・ベッツ内野手(32)が三振に倒れ、2死1塁となり、テオスカー・ヘルナンデス外野手(32)が打席に。
ヘルナンデスの1球目に大谷が2盗を試みたが、失敗に終わった。2塁にスライディングをした際に、左手をグランドについて左肩を負傷した。
「The Daily Caller」によると、パブリックビューイングが行われた会場にヤンキースのユニフォームを着たファンが多数集まった。観戦している動画がSNSでアップされ、インターネット上で拡散されたという。
同メディアは「ヤンキースファンが、ニューヨーカーらしいスタイルで大谷翔平の肩の負傷を祝う様子がビデオに収められる」とのタイトルで記事を公開した。
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「ニューヨークのファンに他に何を期待するんだ?」
記事によると、大谷が左肩を負傷した映像がスクリーンに映し出されると、大谷の負傷を祝うかのような大歓声があがり、ファンのなかには、映像に向けて中指を立てるものもいたという。
このような挑発的な愚行に対して、「本当にニューヨークのファンに他に何を期待するんだ?」と厳しい論調で疑問を投げかけ、さらに「これが卑劣な行為であることは認めるが、もう一度聞く…ヤンキースファンに他に何を期待するんだ?」と怒りを示した。
大リーグ公式サイト「MLB.com」によると、大谷の負傷は「左肩亜脱臼」で、試合後に精密検査を受けたという。
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)は、「トレーナーからの報告を受けた私の予測では、彼が第3戦に出場できないとは思えない」と明かし、29日の第3戦に出場できる見通しを示した。
第3戦は、舞台をロサンゼルスからニューヨークに移して行われる。ドジャースは、ウォーカー・ビューラー投手(30)、ホームのヤンキースは、クラーク・シュミット投手(28)が先発を予定している。