韓国メディアが大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属するトミー・エドマン選手(29)の活躍に沸いている。

ロサンゼルス・ドジャースは2024年10月27日、ホームのドジャー・スタジアムでニューヨーク・ヤンキースとワールドシリーズ第2戦を行い、4-2で勝利。初戦に続いて白星を飾った。

エドマンが2回に貴重な先制ソロ

試合は、ドジャースが2回に先制した。先頭のエドマンが、今シーズン16勝を挙げたカルロス・ロドン投手(31)の3球目をフルスイング。打球はレフトスタンドに飛び込み、貴重な先制点をたたき出した。

ヤンキースは直後の3回、フアン・ソト外野手(26)がドジャース先発・山本由伸投手(26)からソロ本塁打を放ち同点に追いついた。

ドジャースはその裏に、2死1塁からテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)が2ランを放ち、続くフレディ・フリーマン内野手(35)がソロ本塁打。3、4番の本塁打で3点を追加し、4-1と引き離した。

ヤンキースは9回に1点を返して意地を見せ、さらに2死満塁のチャンスを作るも、最後はアレックス・ベシア投手(28)が締めくくり、ドジャースがホームで2連勝した。

ワールドシリーズは野球人気が高い韓国でも注目され、各メディアが試合結果を速報した。

なかでも韓国系米国人のエドマンへの関心は高く、複数のメディアがエドマンの特殊記事を組んだ。

地元メディア「韓国日刊スポーツ」(ウェブ版)は、「大谷でもベッツでもない、ドジャースPS唯一の3割打者韓国系エドマン」とのタイトルで記事を公開した。

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「ドジャースのエドマン獲得は『神の一手』と言える」

エドマンはポストシーズンに入ってから打撃が絶好調だ。13試合に出場し、52打数19安打で、打率.365、2本塁打13打点を記録。打率はチームでポストシーズン唯一の3割超えを果たしている。

主砲・大谷はポストシーズン13試合に出場して打率.260、3本塁打、10打点。ムーキー・ベッツ内野手(32)は、13試合に出場して打率.294、4本塁打、13打点を記録している。ワールドシリーズ初戦で、延長10回サヨナラ満塁本塁打を放ったフレディ・フリーマン内野手(35)は、打率.244、2本塁打、6打点。

エドマンは今シーズン途中の7月29日に、セントルイス・カージナルスからトレードでドジャースに移籍。カージナルス時代の23年には、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に韓国代表として出場した経験を持つ。

ポストシーズンで存在感を示すエドマン。ニューヨーク・メッツと争ったナ・リーグ優勝決定シリーズでは、打率.407をマーク。同シリーズMVPを獲得し、ワールドシリーズでもその勢いは続いている。

「韓国日刊スポーツ」の記事では、「エドマンは、ディビジョンシリーズ、ナ・リーグ優勝決定シリーズ、ワールドシリーズと、大きな試合を戦うほど良い成績を残している」とし、「これまでのところ、ドジャースのエドマン獲得は『神の一手』と言える」と称賛した。