立憲民主党の野田佳彦代表は、2024年10月27日に衆院選の開票特番「Live選挙サンデー 超速報SP」(フジテレビ系)で、「まずは紙の保険証を使えるようにする」と挙げた。これに「ひろゆき」こと実業家の西村博之氏はXで、「高齢者の票を得るには最適解」などと指摘した。
問われる政策の優先順位
与党が過半数割れとなり、立憲民主党は98議席から148議席と大きく議席数を伸ばした今回の衆院選。野田代表が番組に登場したのは開票中のことだったが、立憲が政権を取る可能性に注目が集まり、スタジオ出演していた石丸伸二氏は、優先して取り組みたい政策について質問した。
これに野田代表は、「まず、手っ取り早くやるならば、紙の保険証を使えるようにする」と回答。続けて能登の復旧・復興のための補正予算づくり、選択的夫婦別姓制度の実現も挙げた。
Xでは、真っ先に「紙の保険証」が挙がったことに、疑問や批判の声が相次ぎ、一時「紙の保険証」がトレンド入り。また、現状の制度でも、マイナンバーカードを取得していない人、高齢でマイナ保険証の利用が困難な人などは「資格確認書」の発行を申請できるとの指摘も上がった。
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「愚民の票を集めるのは楽だしね」
さらに、ひろゆき氏もXで、「G7の一つで、国連非常任理事国である日本の最大野党の優先政策筆頭が『紙の保険証も使えるようにする』」と投稿。
続けて、「アメリカ大統領選挙やイスラエルやウクライナとか世界が激動の時代の中、『今だけ・金だけ・自分だけ』の高齢者の票を得るには最適解」「愚民の票を集めるのは楽だしね」と指摘した。
TBSがJX通信社と共同で投票1週間前に実施したアンケート調査によると、立憲の支持層は50代以上が目立つ結果となり、70代以上は自民党を上回っている。