2024年11月5日(現地時間)に行われる米大統領選挙で、女性初の大統領を目指す、民主党候補のカマラ・ハリス副大統領。選挙活動中、「クロエ」のパンツスーツ姿で登場するなど、強さと女性らしさを両立するファッションも話題を呼んできた。そのスタイリングを手がけているセレブ御用達スタイリスト、レスリー・フレマーとはどんな人物なのか、マリ・クレール インターナショナルのフランス版デジタル記事よりお届け。
カマラ・ハリス副大統領の(非常に)控えめなスタイリスト、レスリー・フレマーについて知っておくべき5つのこと
豊富なファッション経歴を持ち、舞台裏で活躍するスタイリスト、レスリー・フレマーは、民主党候補であるカマラ・ハリス副大統領のために、ある種、女性的な力強さを感じさせる控えめなワードローブを考案している。ハリス副大統領のために働き続けることで、米国初の女性大統領にふさわしい衣装を提供するスタイリストとなるかもしれない、その人物像に迫る。
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民主党大会でハリス副大統領が正式に候補として選出された翌日、アメリカのファッション界の上層部でささやかれていたのは彼女の名前だった。レスリーは、その知名度の高さに、本人の控えめさが匹敵する、稀有なスタイリストの部類に属する。
しかし、ハリウッドのあらゆる俳優たちに服を着せてきた、この40代のカナダ・トロント生まれ(現在はニューヨーク在住)のスタイリストは、次のホワイトハウスの住人になるかもしれない女性の服のスタイリングを任されていると言われている。
カマラ・ハリスはすでにアメリカの副大統領であり、アメリカ大統領選挙で正式に民主党の指名を獲得した初の黒人女性であることを考えれば、それは重要な仕事だ。
レスリー・フレマーの役割とは? 過剰なエリート主義に陥ることなく、自信と権威を感じさせるワードローブを作ること。つまり、バランスをとることであり、それは容赦のないファッションの世界で、完璧な実績を誇るレスリーにはおあつらえ向きの役目だ。そう言える証拠は5つある。
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1. アナ・ウィンターの指導のもと、米版『VOGUE』でキャリアをスタート
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北米最強の女性政治家、ハリス副大統領のスタイリストになる前、レスリーは一流ファッション誌でキャリアをスタートさせた。『Harper’s Bazaar』のアクセサリー部門でインターンを経験した後、彼女はすぐに米版『VOGUE』のアナ・ウィンターのアシスタントの仕事に就いた。『プラダを着た悪魔』という忘れがたい小説で適切に描かれている「女の子なら誰もが憧れる仕事」である。
主人公(レスリー)に言わせれば、「幸運」の巡り合わせだったようで、ビジネス界で最も要求の激しい仕事のひとつの過酷さに立ち向かいながら、この仕事のおかげでラグジュアリー業界のおきてをより深く理解することができたと、偽りのない謙虚さで説明している。
「多くの試行錯誤といくつかの困難な瞬間を要しました」と彼女は2015年に美容サイト『Into the Gloss』に語った。それは彼女のキャリアの強固な基礎を築くのに十分だった。