その後のてん末は…

「そんな……300万なんて払えない……。っていうか額の問題じゃない。遺産をもらえると思っていたから、散財しちゃって借金だってあるのに! これじゃあ子育てだって無理よ……」

真っ青になる幼なじみに、私ははっきり言ってやりました。「生まれた命を何だと思っているの? 父親が誰であれ、あなたの子。しっかり親としての責任は取りなさい!」

幼なじみは現在、慰謝料の支払いと子どもの生活費のために仕事三昧だそう。子どもに罪はないのですから、ちゃんと向き合ってもらいたいです。

私はといえば、生前に夫から不倫のざんげを聞いたときは怒りとショックでどうにかなりそうでしたが、それももう過去のこと。亡くなった人を責めることもできません。夫の遺産を有効活用し、もう一度自分の幸せを見つけて前向きに生きていこうと思います。

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夫の死のすぐ後に愛人との直接対決……。しかも子どもを挟むという修羅場でしたが、真実を知っていた妻のほうがずっと冷静で、一枚上手でしたね。

著者/ウーマンカレンダー編集室/トーク系
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