妊婦健診を受けていた20代前半、私の血圧は上が80台後半から90台前半でした。低めではありましたが、安定していたため問題ないと言われていた記憶があります。それが年齢を重ねるにつれて、だんだん上昇して来たと自覚していました。そして2022年、通い始めた病院で高血圧が判明。何度測っても数字はさほど変わりませんでした。これは私が、ある日突然「高血圧の危機」に直面したときの体験談です。

あれ?もしかして私も高血圧の仲間入り!?



健康診断で貧血に引っかかった45歳の冬から、経過観察のために婦人科へ通院しています。病院へ到着するとまず自分で血圧を測るのですが、その血圧に異変が起きました。40代の私の血圧は、上が100を超えることが多々ありました。でもそれは正常値だと聞いていたので、あまり気にはしていませんでした。

ところがある日、いつものように計測すると145という数字が目に飛び込んできたのです。最高血圧が140以上は高血圧ラインの数値です。びっくりしてもう一度測り直しましたが、やっぱり上が143とあまり変化はなく、そのまま医師に提出しました。

「いつもより高いね」と言われましたが、さほど気に留める様子もなく、診察後にもう一度計るよう指示されました。計り直してはみたものの、やはり上は143。再度提出したところ「継続してこの数値なら心配だけど、たまたまってこともあるから」と言われ、そのまま帰宅しました。

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衝撃の血圧…いつの間に?



大丈夫とは言われたものの、衝撃的な数字だったことと両親共に高血圧だったことが重なり、急に降って湧いた「自分も高血圧」という事態に大きな心配が押し寄せてきました。そして何がいけなかったのか?を考え、まずは食生活を変えてみました。水分不足からではないかと、どこへ行くにも水筒を持参して水分補給に努めました。また、食事でも思い切って塩分を控え、ソースや醤油もなるべく使わないよう心掛けました。

そんな生活を続けて1カ月、通院の日がやってきました。「これだけやったし、改善されてるだろう」と思って疑わなかったのですが……血圧は上が143を示していました。今回は改善を試みての結果だったこともあり、本当にこのままで大丈夫なのか?と医師に相談しましたが、「そんなにすぐに結果が表れるものでもないし、もう少し様子見で」と言われ、なんだかモヤモヤしながら帰宅しました。