ある日突然、顔がけいれんして片側だけが動かなくなりました。 何をしたわけでもないのに、突然顔がまひして歪んでしまったのです。私が経験した三叉神経痛(俗称:顔面神経痛)についてお話しします。
顔の歪みに気付いて病院へ
自宅で仕事を初めて数カ月、順調に依頼も増えて忙しくなってきたころ、いつものように顔を洗おうと洗面所に向かい鏡に映った自分の顔を見てがくぜんとしました。
顔の左側だけが歪んでいるのです。まぶたは半分閉じ、口角が下がっていて顔の歪みに気付いて病院へ。触れてみると触っているような感覚はありません。顔を洗いながら現在の症状を確認したところ、以下のような症状が出ていました。
左目が閉じにくい(閉じられない)
小鼻が動かせない(感覚もない)
左側の口角が下がっている
水を含んでも口角部分からこぼれてくる
自己判断では顔面神経痛だと思ったのですが、後頭部の鈍痛があるので不安でした。子どもたちを学校へ送り出さなくてはいけなかったので、気持ちは焦りながらもいつも通りに送り出し、大急ぎで病院へと行くことにしました。
「顔面神経痛って何科なんだろう? 脳神経外科? 内科?」と悩みましたが、まずはかかりつけ医に相談して、そこから適切な病院を紹介してもらうことにしました。初めてのことで頭の中では「死んでしまったりする病気ではないだろうか?」という不安も出てきました。後頭部の鈍痛は脳の病気のせいなのではないかと考えると、涙が出てきました。
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最後にたどり着いたのは耳鼻咽喉科でした
かかりつけ医では「たぶん顔面神経痛だろう」と言われました。ですが、頭痛が気になるので脳神経外科を受診し、その後適切な病院へ行くことをすすめられました。専門科ではないのでたしかな診断はできないということでしたが、脳の病気ではなさそうだったのでひとまず安心しました。その日はどうしても脳神経外科に行くことができず、翌日に病院へ行くことにしました。
翌日、脳神経外科で検査をおこない、脳に異常がないことを確認して、耳鼻咽喉科に行きました。耳鼻咽喉科でひと通りの検査をおこない、出た病名は耳鼻科治療の必要な「三叉神経痛(顔面神経痛)」でした。私の場合には発症から2日目で病院へ行き治療を開始したので、完治も早いだろうということでしたが、1週間ほどは症状が悪化していくだろう(その後、症状は定着し、治療をすることで完治に向かって行く)とのことでした。
担当の先生いわく「前兆があったはずだけど、気が付かなかったか?」と聞かれましたが、前兆らしい前兆・違和感はなかったと思いました。まずは1カ月ほど通院して、治療をおこなうということで私の顔面神経痛治療が始まりました。