自業自得とはこのこと
その様子を見て真っ青になったのは、嫌がらせをしてきた例のタワマン住人ウェイター。というのも、私の祖父母はこの高級レストランのオーナー夫妻だったからです。
「ま、まさか……。貧乏清掃員のお前が、オーナーの親族!?」
「清掃員も立派な仕事。私は皆が気持ち良く暮らせるような空間づくりをするのが好きなの。父親のことをかさにかけて人を見下し、丁寧な接客もできないあなたに言われたくないわ」
娘はすぐさま全員に、どんな扱いを受けたのかを説明。これを聞いた祖父母・両親はもちろん大激怒です。お客様への対応がなっていないスタッフはゼロから訓練をやり直すよう、レストランの店長に苦言を呈しました。
その後、私たちは何事もなかったかのように娘の誕生日をお祝いしました。後日聞いた話では、レストランの清掃係をするのに耐えられなくなった彼は無断欠勤を続けて辞職。放蕩(ほうとう)息子になり果てて、「有名会社の社長」だという父親からも勘当され、タワマンにも住めなくなったようです。
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社長の息子か何か知りませんが、空き缶を投げ捨てたり、レストランに来たお客様を貧乏人扱いして追い出そうとしたり……。もう会うこともないかもしれませんが、本人のためにも、非常識な行動は改めてもらいたいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
著者/ウーマンカレンダー編集室/スカッと
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