カジュアルながらもセンスが光る装いの大人が多い、池尻・三宿の夜。夕食どきが早まったといわれる昨今でも彼らの夜遊びはいまも遅めである。
22時を過ぎた頃にバーに入り始め、終電とは無縁。空間、集う人間の感度の高さは群を抜き、密度の濃い空気が流れる。
深夜の“大人の遊び”が叶う、池尻・三宿のホットスポットをご紹介!
1.トレンドセッターが自由に夜を謳歌する次世代の遊び場がある
『BLUE RIBBON BAR』/Close 29:00
ぼんやりと闇夜に浮かぶ青いネオンサイン。
開店の20時を過ぎると、その明かりを目印に客が集まり始め、終電前後には大箱のフロアが埋まるほど大賑わいに。
池尻・三宿のラウンジは密やかでムーディーな店が多いが、それらをオーセンティックとするならば『BLUE RIBBON BAR』はネオという位置付けがしっくりハマる。
路面店でガラス張りの店舗は誰でも入りやすく、DJブースや大画面を設えた空間はまるでクラブのような雰囲気。
有名なインフルエンサーやYouTuberたちの御用達バーとしても知られ、令和のトレンドセッターなる若い男女たちがカラオケやダーツで盛り上がる。
仲間が数人集まれば、「ガリガリショット」で“乾杯の儀礼”もここではお決まり。
男性4,000円、女性3,000円で歌い放題飲み放題が時間無制限というのも嬉しい。
イマドキの夜遊びができる、池尻イチのホットスポットがここに。
■店舗概要
店名:BLUE RIBBON BAR
住所:目黒区大橋2-16-29 CREDEUS NO.1 1F
TEL:03-6407-1620
営業時間:20:00~(L.O.28:00)
定休日:不定休
席数:カウンター6席、テーブル18席、ソファ6席、個室1(12人)
2.インターホンに秘密の入り口。全盛期の三宿が息づく
『AURORA grey hanare』/Close 31:00
三宿ブームの中心地だった、かつて“ZEST”があった三宿通り沿いには、いまもその残り香が漂う隠れ家が点在する。
なんの変哲もないビルの上階に上がり、インターホンを押すと扉が開く。紹介制の『AURORA grey hanare』は、まさに全盛期の三宿らしさを継承する1軒だ。
近所の会員制バー『grey 三宿 LOUNGE』の姉妹店となるカラオケラウンジで、同店に来店したことのある客と一緒であれば一見客でも来店可能。
ゆえに客質も高く、遊び方を熟知した大人たちの秘密基地となっている。
カウンターの他に3つの個室があり、そのうち1つはダーツ専用部屋に。
入口からすぐ近くの部屋もあり、個室の冷蔵庫のお酒を自由に飲めるため、他のゲストと顔を合わさず過ごせるのもさまざまな業界の人が多いこのエリアで重宝がられている。
限られた者だけに開く扉の向こうに、この街を象徴する夜が待っている。
■店舗概要
店名:AURORA grey hanare
住所:世田谷区三宿1-3-18 ボナール石井 2F
TEL:03-6805-2317
営業時間:21:00~(L.O.30:00)
定休日:不定休
席数:カウンター7席、個室3(5人、6人、18人)
3.三宿の夜が深まれば、チルい空間が心地良さを増していく
『Jippo Lounge Mishuku』/Close 25:00
三宿交差点の角に立つ古い雑居ビルは、このエリアのランドマーク的存在。
かつては地下にクラブがあり、上階には『香港麺新記』の本店や『kong tong』などが入居する、いまも昔も三宿のイケてる大人たちが出入りするスポットだ。
そのビルの6階に大人好みのラウンジがある。
『Jippo Lounge Mishuku』は、三宿通りにある『十方 鮨』や居酒屋『十方』などの姉妹店。
そこから流れて来るにも便利な立地で、夜の首都高を見下ろすムーディーな空間で寛げる。
店内にはソファ席もあり、仲間と訪れて一緒にダーツで盛り上がることも。
飲み足りない夜は、1時間4,000円の飲み放題メニューで心ゆくまでお酒を堪能するのもオススメ。
また、クラシックから自然派までワインが充実していて、ワインバー感覚で利用できる使い勝手の良さも魅力だ。
三宿らしい煌めく都会の景色が、何気ない夜を特別に彩ってくれる。
■店舗概要
店名:Jippo Lounge Mishuku
住所:世田谷区池尻3-30-10 三旺ビル 6F
TEL:03-6804-0349
営業時間:20:00~(L.O.24:40)
定休日:不定休
席数:カウンター4席、テーブル22席
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