後払い決済はクレカなしで後払いが可能
後払い決済をよく使っているのはどの年齢層でしょうか。消費者庁が発表した「キャッシュレス決済の動向整理」の調査結果を見ていきましょう。
引用元:消費者庁「第46回インターネット消費者取引連絡会 資料1キャッシュレス決済の動向整理」P23より一部抜粋
オンラインショッピングの支払いにおいて、後払い決済の割合が高いのは20代。年齢層が若いほど使用している割合が高くなっています。
また、消費者庁の「キャッシュレス決済の利用状況に関するアンケート」(複数回答可)によれば、後払い決済を利用する利点として挙げられた上位5つの理由は以下の通りです。
1位:クレジットカードを持っていなくても購入できる 29.0%
2位:クレジットカード番号を入力しなくても購入できる 24.7%
3位:注文時に購入金額を用意できなくても支払期限内に用意できれば購入できる 22.9%
4位:キャンペーン等の優遇が受けられる 22.1%
5位:支払い前に商品を受け取って確認できる 21.2%
参照:消費者庁「第46回インターネット消費者取引連絡会 資料1(参考)キャッシュレス決済の利用状況に関するアンケート結果」
これらの理由を見ると、クレジットカードを持っていない人や、購入時にお金が無くても、支払期限内に準備できれば購入できるといった点が重視されていることが分かります。またクレジットカード番号を入力しなくても良いという利便性と安全性の高さも要因になっているようです。
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Z世代に選ばれる理由とは
スマホやタブレットを触る若者
【画像出典元】「stock.adobe.com/peopleimages.com」
1990年代後半から2010年代前半の間に生まれた世代はZ世代とも呼ばれ、世界的にマーケティングの中心を担うターゲット層として注目されています。この世代は彼らが生まれた頃からインターネットや携帯電話、スマートフォンなどが身近にあり、デジタルネイティブとも呼ばれます。
Z世代の年齢層に後払い決済サービスが好まれているのは、Z世代が後払いサービスを好きだからというよりも、単純に年齢的に大学生や就職して間もないため、クレジットカードを持っている人が少ないということも要因の一つだと思います。
そのため「クレジットカードは持っていないけど、オンラインショッピングをしたい」「手元にお金はないけど○○日後にはアルバイトの給料が入るので支払いができる」といった理由で後払い決済サービスが選ばれていると筆者は考えています。