移住先の「住まい」は中古マンションをリノベ
実家に遠すぎず近すぎずの立地で


中古マンションのリノベーション打ち合わせ。「老後になっても暮らしやすいことをイメージして計画しました」

移住するにあたり大事なことのひとつとして、「住まい」があります。
地方、特に田舎への移住というと素敵な古民家や、庭がある一軒家をイメージされる方が多いかもしれません。しかし、私はこの数十年間、アパートまたはマンションでしか生活していません。その生活スタイルに、体がすっかり慣れてしまっています。
母親から「一軒家はとにかく“草むしり・草刈り”が大変。夏なんてやっても、やっても追いつかないのよ」「あなたは特に出来なさそうだから(笑)、住むなら慣れているマンションの方が便利じゃない?」というアドバイスもあり、住まいは自分たちが住みやすい中古マンションを購入し、リノベーションすることになりました。
次に考えたのが、実家との距離感です。これまでずっと離れて暮らしていたので、親子とはいえ、近すぎるといろいろ起こりそう(笑)。しかし両親が老いていくことを考えると、何かあればすぐに駆け付けられる距離が良いなとも。実家から近すぎず&遠すぎずの距離、車で10分の場所で探すことになりました。

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先入観にしばられずニュートラルに
その地域との新しい関係性を

移住するにあたり移住後の生活や仕事、住まいなど考えなくてはならないことはたくさんあります。好きなこと・やりたい気持ちが先行して、こんなはずではなかったと後悔しないためにも、事前に情報を得たり、経験者の話を聞いたり、いろんな想定をしておくことはとても大事だと思います。
また情報を得る中で、「移住ってこうあるべき」「田舎ってこうだよね」といった先入観が先行してしまうこともあります。私は、「〇〇だからこうあるべき」ということは、ないんじゃないかなと思っています。どこであっても、まずは自分のしたいことや心地よいことを優先していい。それを大事にしながら、その土地やコミュニティー、地域の方々との関係性を新しく築いていく。それが「自分らしい移住」を叶えるポイントかなと思っています。

*次回は、いよいよ山口に移住したお話です! お楽しみに!

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