一定以上の株式を保有することで、企業から株主に贈られる「株主優待」。権利が確定する日までに一定以上の株式を保有していれば、購入日が権利確定の前日だったとしても、株主優待を受けることができます。とはいえ、やはり「長期保有」をしている株主が優遇されるルールが設けられている企業が少なくありません。そこで今回は、11月に株主優待の権利が確定する銘柄のなかから、「長期保有優遇」を行っている銘柄を厳選して5つご紹介します。

11月「権利確定」の株主優待

企業が個人株主を増やすために実施している「株主優待」。現在、1,500社以上が株主優待を実施し、その内容は自社製品や自社サービスの優待券、割引券が主流ですが、企業によってはお米や金券、名産品など、企業独自のユニークな贈り物を設定しているところもあります。

株主優待を受け取るためには、権利確定日に一定数の株式を保有している必要があります。こう聞くと、株主優待を行っている銘柄を期限ギリギリに購入し、権利確定後は売ってしまえばよいと考える人もいるかもしれません。

しかし、企業としては自社株を長い期間保有してくれたほうが嬉しいというのも事実です。そのため、長期間にわたって自社の株式を保有してくれている株主に対して、「長期保有優遇」を行っている企業も少なくありません。

そこで今回は、11月に権利が確定する株主優待銘柄のなかから、長期保有によって優待内容が充実する5つの銘柄を厳選してご紹介します。

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1.タマホーム〈1419〉

「ハッピーライフ♪ハッピーホーム♪」のCMで知られるタマホーム。「自由設計・注文住宅」にこだわりながら顧客の手に届きやすい価格で、シェアを伸ばしています。こうした住宅の建築・設計のほか、マンションやリフォーム事業、オフィス賃貸、保険代理店業も行っています。

優待内容は下記のとおりです。3年以上株を保有し、条件に当てはまる場合、1,000円分の特製QUOカードが進呈されます。

◆優待内容

500円分の株主限定特製QUOカード
(100株以上)

※3年以上保有(5月末日および11月末日の株主名簿に同一株主番号で連続7回以上記載)の株主には1,000円分を進呈