90年代にドラマ『ベイウォッチ』などで人気を博した、ハリウッドを代表する元祖セックスシンボル、パメラ・アンダーソン、57歳。濃いメイクがトレードマークだった彼女は2023年10月のパリ・ファッションウィーク以来、公の場でもナチュラルメイクを貫いており、今年7月、自身の誕生日には“すっぴん”写真とともに、「これまで以上に幸せ」とつづった。マリ・クレール インターナショナルのオーストラリア版デジタル記事よりお届け。
パメラ・アンダーソンが自分らしさを取り戻すのに役立った、ミニマルメイクを受け入れる方法とは?
「自分が誰なのかを思い出したかった」
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2023年のパリ・ファッションウィークで、俳優パメラ・アンダーソンがメイクをしていない姿を初めて世界中に目撃されたとき、彼女はそのことをこぞって報じられたことに純粋にショックを受けた。(パリでショーに出席する前、ヘアとメイクに3時間かけていたが、本当はルーブル美術館に行きたかったと明かしている ※編集部注)
あるファッション誌のインタビューでパメラは、ノーメイクにした理由はシンプルなものだと説明した。彼女は、自分の服装自体が物語ってくれることを望んでいたのと同時に、フルメイクに時間を取られるのを避けたかったというのは、非常に共感できる話だ。しかしそれ以来、パメラの当初の考えは、より深い実感を持つようになったようだ。
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俳優ドリュー・バリモアが司会を務める『ドリュー・バリモア・ショー』に出演したとき、パメラはその決断が最初に思っていたほど、簡単ではなかったことを認めた。「私はそのことで小さな旅をしてきたけど、私たちはみんな、自分自身の最悪の批評家なのよ」と彼女は語り、最終的には「自由を感じる」ことができたと説明した。
その後、予想外の反響があったことについて、彼女はこう語った。「人々が私に近づいてきて、そのことについて話し始めたとき、私は『まあ、これは素晴らしいメッセージだわ』と思ったの。わかる? 本当に一皮むけて、自分が何者であったかを改めて知ることができた。私は自分が誰だったかを思い出したかったの」
結局のところ、パメラ・アンダーソンのノーメイクを見ることは、私たちが長年にわたってこの俳優から連想してきたアイコニックな美しさからは、かけ離れたものに感じられた。そして判明した通り、これこそがパメラの心変わりの理由だった。
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「私は人生でずっとキャラクターを演じてきたのだと気づいたの。私は子どもの頃、あまりにもシャイで、たとえば『プレイボーイ』に出演することさえ、私にとってはすごく思い切ってやってみたことだった」と彼女はドリューに語った。
「これはモデルとは何か、もしくはプレイメイトとは何か、もしくはロックスターの妻とは何か(ロックバンド、モトリー・クルーのドラマー、トミー・リーと1995〜1998年、結婚していた ※編集部注)、他の何であれ、私のファンタジーなのよ。私はベストを尽くすつもりで、ずっとこういうキャラクターを演じてきたの」
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この気づきは、パメラの内省の期間につながった。自分らしさを再発見するために、彼女は祖母の家に引きこもり、「自然の中に身を置いて、生まれたときから私のことを知っている木々のもとへ立ち返る」時間を過ごした。
この時期に、パメラは自分がいかに力を得たと感じ始めたかに気づいた。「私は、『あぁ、私が私らしくいられるのは素晴らしい気分。私が自分を守るために作ったアニメのキャラクターのように、人に思われたくない』と実感し始めたの」と語り、「今は人生において最高の時間ね。また人生に対してすごく……興奮している感じ」と続けた。
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パメラ・アンダーソンのミニマルメイクのベストルック
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translation & adaptation: Akiko Eguchi
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