50代女性は男性と同じ【健康診断】だけじゃダメ!? 更年期のニーズを捉えた「女性検診」体験ルポ

「アンチエイジングドック 内科プラス」検診メニュー

総合健康相談

婦人科検査

子宮頸がん検診(子宮頸部の細胞診)
HPV検査(子宮頸がんの原因となるウイルス感染の有無)
子宮体がん検診(子宮内膜の細胞診)
経腟超音波検査(膣から見る子宮と卵巣の形の検査で、子宮筋腫や卵巣のう腫などの有無を調べる)
乳房視触診(医師が乳房の異常を視触診で確認)
マンモグラフィー(乳房専用のX線撮影検査。乳がん検診のスタンダード検査)

血液検査

血算(貧血や免疫などを調べる検査)
生化学検査(肝機能・腎機能・脂質・糖などを調べる検査)
甲状腺機能(女性に多い甲状腺機能異常を調べます)
抗核抗体(女性に多い膠原病の素因の有無を調べます)
リウマチ因子(関節リウマチの素因の有無を調べます)
炎症反応(感染や組織炎症の有無を調べます)
ホルモンチェック(女性ホルモンのバランスを調べます)
腫瘍マーカー4種(主ながん発見のスクリーニング検査/肝臓・すい臓・大腸・卵巣)
ABO検査(採血でできる胃がんのスクリーニング検査)

尿検査(尿の異常を調べます)

骨密度(骨粗しょう症の検査)

内科

心電図(心臓の状態の検査)
胸部X線(肺の状態の検査)
便潜血(大腸がんの早期発見のための検査)
インスリン(糖尿病の検査)
腹囲(メタボリックシンドロームの基本検査)

メンタル

ストレスチェック(うつ傾向やストレスの度合いを調べます)
更年期指数(更年期障害の度合いを調べます)

その他

血圧測定(生活習慣病の基本検査)
内臓脂肪測定(CTスキャンを使わずに短時間で内臓脂肪を測定します)
身長、体重、体脂肪測定(肥満の度合いを調べます)

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健康診断の流れ

待合室で問診票記入

私の場合は、待合室で問診票を記入しながら、さっそく対馬ルリ子先生の待つ診察室に入り、健康相談と婦人科健診の経腟超音波検査、子宮がん検査を受けました。

健康相談では、始めたばかりのホルモン補充療法の経過について私から相談したり、対馬先生からはメンタル面の問診票を見て気になったところについて、質問をして確認してくださいました。

メンタル面では、HRTをスタートして間もない時だったので、まだ自信を取り戻していない部分もあり、「おしゃれを楽しんだり、旅に出てリフレッシュして気持ちを前向きにするようにね……」とアドバイスをいただきました。

明るい雰囲気の問診の後、流れるように経腟超音波検査が始まり、緊張することもなく内診が終わりました。

1/経腟超音波検査の様子 2・3・4/エコー写真、イラスト、模型を使って対馬先生がわかりやすく説明してくれます

ここで大きめの子宮筋腫があることがわかり、「閉経前は月経痛がひどかったのでは?」とか「貧血は大丈夫だった?」と対馬先生に聞かれました。

以前の検診でも小さい子宮筋腫がいくつかあることは伝えられていたのですが、大きくなっているとは、ちょっと意外でした。対馬先生は、画像を撮影し、補助線などで、腫瘍の形と大きさを説明してくれました。

最終的には「子宮がん検診で異常がなければ、特に今すぐ手術や治療が必要ではない子宮筋腫なので、HRTも始めたことだし半年ごとに経過観察しましょう」ということになりました。

対馬先生は模型やご自身で手書きのイラストを描いて、わかりやすく説明してくれるのでHRTについてもさらに理解が深まったので、とても安心することができました。

最後に、子宮体がんと子宮頸がんの検査のために使う細胞を採取して終了です。

その後、血液検査のための採血を行い、少し休んでマンモグラフィー、胸部レントゲンの撮影と骨密度検査のために着替えてレントゲン室に入り、マンモグラフィーの撮影と一緒に骨密度の検査も行いました。とても効率的で着替えを何度もしなくていいので、面倒でなく助かりました。

血液検査

撮影後は、乳房視触診とともに、オプションの乳房エコー検査を行いました。乳腺のしこりの有無や、超音波でみたつまりやしこりの有無などを、医師の説明を聞きながら自分でも超音波の画像を確認しながらチェックすることができました。

マンモグラフィー検査結果の診断

乳房エコー写真を用いた診断

その後、身長、体重、体脂肪を測定し、続いて内臓脂肪と腹囲も測定。内臓脂肪はあっという間に計測が終わりました。続いて、心電図、最後に血圧を測定して完了しました。約3時間弱で終わる検査でしたが、ストレスや不安もなく、外に出ると銀座の明るい街並みに迎えられて、達成感がありました。

腹囲と内臓脂肪量測定

身長体重測定

心電図検査

血圧測定

今回、検診を受けてみて、自分の心と体の弱点を知ることができ、健康面で注意すべきところはどこかを知るきっかけになりました。そして何よりも、自分の体と心を見守ってくれる、信頼できる婦人科の主治医がいることの重要性に気が付きました。