36歳のとき、思いがけず子宮筋腫(子宮の壁にできる良性のしこり)と診断されました。まったくの偶然で、自覚症状も一切なし。まさか自分が……という驚きが最初の気持ちでした。子宮筋腫といえば、激しい腹痛や生理痛、そして不妊への不安など、いろいろな情報が頭の中を駆け巡り、正直少し怖かったです。
始まりは盲腸?
その発端は、腹痛で内科を受診したとき。盲腸の疑いでX線検査を受けたのですが、診断は陰性。ホッとしたのもつかの間、医師から思いがけない言葉をかけられました。「子宮に気になる点があるから、落ち着いたら婦人科を受診してみて」と。盲腸の検査で、まさか子宮に何か見つかるなんて、まったく予想していませんでした。
言われた通り、後日婦人科を受診した私。エコー検査と触診を受け、そこで正式に子宮筋腫と診断されました。子宮筋腫といえば、生理痛が重くなったり、経血量が増えたり、うずくまるほどの腹痛がある……そういったイメージがあったので、本当に驚きました。
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子宮筋腫との付き合い方。私の場合は…
私の場合、生理痛はほとんどなく、経血量も「少し多いかな?」と思う程度。他の人と比べる機会もないので、ナプキンで対応できているなら、きっと正常範囲内だろうと思っていました。それに、毎年受けている会社の健康診断でも、子宮筋腫を指摘されたことは一度もなかったのです。後から医師に聞いたところによると、それは子宮筋腫がまだ小さかったからとのことでした。
子宮筋腫は大きくなると、腹痛や生理痛などの症状が現れたり、経血量が増えることもあるそうです。日常生活に支障が出る場合は手術で摘出することもあるようですが、閉経とともに小さくなっていくケースも多いとのこと。手術はできれば避けたい… そう思っていたので、この言葉を聞いて少し安心しました。