久しぶりにノートルダム大聖堂の美しい姿を見た【マリ・クレールデジタル編集長のパリコレ日記】

2025年春夏パリコレクションが9月22日から10月1日まで開催されました。ファッションショーやプレゼンテーション、イベントなど盛りだくさん。ファッションのことだけでなく、街で見かけた気になること、パリらしいものなどをお伝えします。今回はDAY 7。

ウィットが隠し味の雑貨「エルメス」

時間に追われながらも、ショーの合間を縫って行くのが楽しみなのが、エルメスの雑貨の展示会です。エルメスは革製品が有名ですが、スカーフやスマホのケース、スケートボードや子供用の製品、食器類など実に幅広い商品を展開しており、毎回、すてきなライフスタイルを提案しています。

帰り際、ふと1階受付脇の空間を見たら、こちらもすてき。つい写真を撮ってしまいました。

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透明感あふれる「アクリス」

会場は、コレージュ・デ・ベルナルダン。13世紀に作られたパリ最古の中世建築のひとつだそうです。現在は文化施設として使われていますが、足を踏み入れると、中世の雰囲気が感じられます。

今回、クリエイティブ・ディレクターのアルベルト・クリームラーはルネサンスを代表するイタリアの画家、アンドレア・マンテーニャの作品の光と影の使い方に魅了され、インスピレーション源になったそうです。白やベージュ、ピンクなどの淡い色を中心に、オーガンジーやチュールなど透ける素材を使った服は透明感あふれ、実に軽やか。モデルが歩くと揺れる服の数々に見とれました。