若いころから脇汗が気になっていて、40代に入ると以前よりもさらにひどいと感じるようになりました。そこで、たまたま見かけた多汗症の治療の広告が気になり、皮膚科を受診してみると、適切な処置により脇汗のストレスが激減したのです。脇汗で皮膚科を受診したことで脇汗ストレスが激減した体験談を紹介します。
脇汗のせいで着られる服が限られるように
若いころから脇汗がひどく、服に脇汗のシミが目立つほどでした。夏以外でも少し急いだときや焦ってしまったときは脇汗がすごく、グレーのトップスを着ると脇汗のシミがしっかりと出てしまうため、こうした服を選ばないようになりました。また、ブラウスも汗ジミの目立つものは着ることができません。白いトップスも脇の部分が黄ばみます。制汗剤や脇汗パッドを利用しても悩みは解決せず、特に夏のお出かけは大変。脇汗が目立たない格好をして、出先でもトイレでこまめに脇を拭くなどしていました。
ある日、電車に乗っていると車内広告で多汗症の広告が目につきました。私は脇以外はさほど汗を大量にかくわけではないので、ただの汗かきだと思っていましたが、広告を見ていると、脇汗が多いだけでも多汗症の疑いがあるとのこと。「サイトで多汗症チェックをしてみよう!」というワードが気になり、早速その場でそのサイトにアクセス。チェックをしてみたところ、私の脇汗の多さは病院を受診してみていいレベルという結果でした。
そのサイトでは多汗症治療をしている最寄りの皮膚科を検索することもできましたが、調べてみたら、たまたまいつも通っている皮膚科で多汗症の治療をおこなっていることがわかり、一度受診してみようと決心しました。
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ひどいレベルではない多汗症が判明
皮膚科での診察は、医師との問診が主でした。何歳くらいから脇汗に悩んでいたか、季節を問わず脇汗をかくかなど、多汗症サイトのチェック項目とほぼ同じような内容です。そして、脇の状態もチェックされました。
問診の結果、私はひどいレベルではないが多汗症であるようでした。ひどい人は手のひらや足の裏、顔全体にも汗をかくことがあるが、私の場合は手や足には汗をかかないため、脇の局所性多汗症(汗腺が集中している脇の下や手のひら、足の裏などに発汗が多い病気)とのこと。多汗症にはさまざまな原因があり、脇の場合は緊張によるストレス性のものが多いようです。また、女性は更年期障害による自律神経の乱れから多汗症のような症状が出ることが多く、年齢的なことからそのあたりの原因もあるのかも、と言われました。
脇の多汗症の治療は、ひどい場合は汗腺の手術やボトックス注射(脇の皮内に直接注射して、脇汗の原因となるエクリン汗腺を麻痺(まひ)させて発汗量を減少させる治療)といったものがありますが、季節が秋で常に多量の汗をかいている時期でもなかったため、まずは塗り薬で様子を見てみましょうということになり、ロールオンタイプの塗り薬を処方されました。これは、就寝前に両脇に塗り、しっかりと乾かすことで、3、4日ほど脇汗を抑えられるのだそうです。