メニュー表の語感も気になる、手書きのメニューが好き
「整ってはいないけど、それがそこにあることによって全体的に調和されているというようなバランスが取れている店が好き」と独特の表現で好きな店を熱弁
――どんなお店が好みですか? 入る・入らないはどう決めていますか?
おいしいお店に詳しい芸人さんの口コミが一番確実ですね。あとは、お店のサイトで内観の写真をよく見ます。汚すぎずきれいすぎない絶妙の味がある店が好きですね。料理は見たことがない未知のもの、想像の1個上を超えて来そうなものが気になります。メニュー表の語感も気になる。「おにぎり」と書かれるより「塩むすび」って書かれるほうがテンションが上がるじゃないですか。そもそもおむすびって塩が入っているのに、わざわざ「塩むすび」と書いてある……(笑)。ということは素材を大事にしてるのかなととか思いますね。
――言葉に敏感ですからメニューは重要ですね。
メニューはパソコンで書いてあるより、手書きがいい。朱色で二重丸が書かれている「おすすめ」とか、あの感じがいい。竹筒に入ってたりすると広げてもクセついてるから、なかなか難しいとこありますけどね。だから、QRコードやタブレットの注文はちょっとだけ切ない。便利だし人件費の事情もわかるんですけど、店員さんと「これ、量多いですか。1人で食うんやったらどうですか」といった会話もしたいんです。
――わかる気がします。では、ハズレの店に入ってしまったときはどうでしょう。料理を残してしまうことは?
あんまりないですけど……ただ、料理が残念すぎて、お腹いっぱいなのにもう一軒行ったことはあります。リセットしたくて。
――嫌いな食べ物、食べられない食べ物は?
何もないですね。きれいに食べるとおばあちゃんとおじいちゃんが褒めてくれてたから、料理の脇にあるパセリや大葉、エビの尻尾まで食べます。お腹いっぱいでも全部食べるから太ってるんだと思います(笑)
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新婚ホヤホヤ、毎日家で食べてたらもっと痩せられるのに
「妻はさつまいもアンバサダーなのでサツマイモを育てているんです。でも僕はイモはそんなに食べないですね……」とつぶやく橋本さん
――2023年にご結婚されましたが、食生活は変わりましたか。
仕事で地方に泊まることが多いんですが、家で食べるときは野菜を巧みに使ってくれて、おいしくてヘルシーなものを作ってくれるのでありがたいですね。毎日家で食べたら、もっと健康的に痩せていくと思う。
――奥様は鹿児島出身ですよね。味の好みの違いなどはありませんか。
鹿児島で「あくまき」(※)という郷土料理を食べたときに、「これはわからん」と思いました。味が難しい。あれはわからない(笑)
(※)木や竹を燃やした灰からとった灰汁(あく)にもち米を浸した後、竹の皮で包んで灰汁水で煮込む鹿児島の餅菓子
――橋本さんは兵庫県出身ですが、関東の出汁には慣れましたか。
関西人なのに濃い味が好きなので、関西にいるときから「テレビで見た関東の真っ黒な蕎麦つゆを飲んでみたい」と憧れてました。関東も関西もどっちも汁ものは好きです。
――最近ハマっている食べ物は?
『晩酌の流儀』(テレビ東京系)というドラマで「切り干し大根ペペロンチーノ」を見て、「これうまそうやな」と作ってみて、だいぶブームが来てます。それと最近、筋トレを始めたのでゆで卵にもハマってます。半熟とカチカチの間ぐらいのゆで具合が一番タンパク質を吸収できるらしいです。塩をつけて食べてます。
――筋トレを始めた理由は?
YouTube(銀シャリチャンネル)の企画ということもありますけど、もともとやりたかったんです。「人生で一回、筋肉がある自分になってみたかった」という感覚があって。サッカーとフットサルは趣味で続けているんですけど、それと筋肉はまた違う。家にもダンベルとベンチプレスなどの器具を置いてやってます。
――筋トレ中だとお好きなラーメンは……。
控えてますねぇ。最近は蕎麦ばっかり食ってます。蕎麦も大好きで、現場近くの蕎麦屋を調べて4日、5日連続ぐらい蕎麦です。新宿のルミネ(ルミネtheよしもと)の出番の合間に行った山形蕎麦の店では、みょうがと大葉がたっぷりかけられた肉蕎麦がおいしかった。京都ではなめこつけ蕎麦、有楽町ではせりカレー蕎麦を食べました。