土地購入にかかる税金とは?失敗しない土地購入の方法もプロが解説

土地購入が上手くいく方法とは?プロが徹底解説

家づくりの際に重要になる土地選び・土地購入は失敗したくないですよね。土地購入が上手くいく事前準備および交渉のコツについてお聞きしました。

 

【準備編】土地購入が上手くいく事前準備とは

ー土地購入を成功させるために何か事前に準備しておくことはありますか?

土地購入で失敗しない事前準備の流れは以下になります。

①住みたいエリアの相場観を建売住宅のサイトを通して確認する

②建売ではなく注文住宅を建てたい場合は、建売住宅の価格+500~1,000万円と考える

③ざっくりとした資金計画を立て、頭金をどのくらい用意できるか把握する

④ローン借入額を把握し、月々の返済額を計算する

⑤実際に建てたい住宅がいくらかかるのかハウスメーカーに確認する

⑥土地を探す

 

①住みたいエリアの相場観を建売住宅のサイトを通して確認する

ー住みたいエリアの相場観はどのように確認しますか?

建売住宅のサイトを見て確認しましょう。建て売り住宅の金額が3千万円、同じエリアで同じ面積の土地が1千万円の場合、土地1,000万円・建物2,000万円と相場感の当たりをつけられます。

 

②建売ではなく注文住宅を建てたい場合は、建売住宅の価格+500~1,000万円と考える

ー建売住宅の相場が分かったらどうすればよいですか?

建売住宅で気に入ったものがなかった場合は注文住宅に切り替えます。注文住宅は建売住宅の金額+500~1,000万円で考えましょう。

 

③ざっくりとした資金計画を立て、頭金をどのくらい用意できるか把握する

ー資金計画を立てる際、何か気を付けることはありますか?

自分たちに無理のない資金計画を立てましょう。ある程度余裕を持ったうえで、自己資金(頭金)をどのくらい用意できるのか考えます。

相場観を見て資金計画を立てる時点では親の資金援助を考慮せず、あくまでざっくりとした資金計画を立てます。

 

④ローン借入額を把握し、月々の返済額を計算する

ー頭金が決まったら、どうすればよいですか?

相場の金額から頭金を引いて、ローンの借入額を把握します。借入額が分かった時点でローンシミュレーションを行い、月々の返済額を計算しましょう。

 

⑤実際に建てたい住宅がいくらかかるのかハウスメーカーに確認する

ー月々の支払額を明確にしてから土地を見に行くのですね!

いえ、ざっくりとした資金計画を立てた段階で土地を見に行ってしまうと、土地購入は失敗します。建物にかかる金額がいくらほどになるか、一般の方は判断が難しいためです。

建てたい住宅の坪数や何人で住むか、どのような性能が欲しいのかなどを細かく住宅会社に相談することで、具体的な建物の金額を掴むことができます。

建物の金額が予想通りであれば土地のエリアを変える必要はありません。建物の金額が予想以上に高かった場合は、エリアや予算・建物の見直しが必要になります。

 

ーなるほど。建物にかかる金額を知る前に土地を見てしまうと予算を削る方法が減ってしまうのですね!

はい。土地を無理に購入してしまうと、建物を削るしかありませんよね。土地を探す前に建物の金額を把握しておくと、予算超過になる際に建物もしくは土地のどちらかのコストを落とすという選択肢が生まれます。

 

ー土地購入は事前準備がかなり大切なのですね!

そうですね。建てたい家や資金計画があやふやなままで土地を見ても、なかなか選択するのは難しいでしょう。よい土地は1週間ほどで売れてしまうこともよくあるため、素早い判断力を身に付ける必要があります。

知識がないまま住宅会社に相談に行くと、自分たちにとってベストではない選択をしてしまうこともあります。ある程度知識武装をし、家づくりの随所において正しい判断を下すことが大切です。

 

【実践編】土地購入の交渉で売主さんにやってはいけないこと

ー土地購入の交渉で売主の方にしない方がよい行動はありますか?

通常の買い物ではお客さん優位である一方、土地購入における交渉の場では売主の方が優位になることを認識しておきましょう。下手に出る必要はありませんが、無理な値引きを要求したり土地のことを悪く言うなど、自分がされて嫌なことは相手にもしないことが大切です。

また、価格交渉は慎重に行いましょう。土地の販売価格は利益になるよう少々プラスに設定している一方、何百万円などの大きな利益は出さないようにあらかじめ設定されています。

まだ検討段階にもかかわらず500万円の値引きなど無理な要求をすると売主の方は嫌がり、最悪売るのをやめてしまいます。もちろん細かな価格交渉は私たちプロの仕事ですが、買い手側もある程度の理解や配慮が必要です。

 

【実践編】土地購入の交渉で不動産会社にやってはいけないこと

ー土地購入の交渉で不動産会社の方にしない方がよい行動はありますか?

決める気がなかったり本気度がないまま土地探しをするお客様は後回しにするケースが多いです。きちんと購入する意思を持ってパートナーとして不動産会社の方と付き合っていくことが大切です。

 

ーなるほど。具体的に欲しい土地の価格を明確にしておくのですね!

そうですね。お客様の中には予算を教えずに土地を探してとお願いする方もいらっしゃいますが、信頼できる営業マンだと感じたら、必要な情報は伝えるようにしましょう。

あやふやな状態ではなく明確な数字・情報を持つことで、円滑に家づくりを進められます。

 

家づくりはある程度の知識を持つことが大切

ー家づくりの際は主体的に動くことが大切なのですね!

はい。住宅購入はプロとの知識の差がかなり出やすいため、お客様もある程度の知識武装が必要になります。

 

ーでも、家づくりって覚えることが多いですよね…

そうなんです。一般的に注文住宅の営業マンは、弁護士や医者よりも覚えることが多いといわれています。これらの知識を一般のお客様がすべて身に付けるのは難しいため、必要最低限の知識まで底上げすることが大切です。

 

ーなるほど。たくさん住宅についての知識を身に付けるのですね!

はい。ただ、あまりに知識を身に付けすぎても頭でっかちになってしまい、家づくりがスムーズに進まないケースもあります。

性能やデザイン、補助金制度など、自分のこだわりたい部分に集中して知識を身に付けていくとよいでしょう。

 

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まとめ

今回は、土地購入にかかる税金について解説していただきました!家づくりのプロならではのノウハウをたくさん学べましたね。

家づくりは専門性が高く、プロとの差が開きやすいもの。自分でも知識を取り入れながら、かしこく家づくりをしていきましょう!