池尻・三宿は、気負わずふらりと買える“テイクアウトグルメ”も、味のクオリティは東京随一。
ふと食べたくなるあの味は、何年経っても、いつ食べても、変わらないのが魅力なのだ。
1.色気ある大人のスイーツが“中目尻っぽい”
『パティスリー ラ・グリシーヌ』
「“中目尻”には知る人ぞ知る美食の名店が多い」と言われるが、『パティスリー ラ・グリシーヌ』もまさにそんな1軒だ。
ショーケースに並んだ洋菓子はどれもシンプル。その洗練された佇まいが本物を知る大人にはぐっと刺さる。
シュー生地を使った「ピュイダムール」は、2012年開店当時からのスペシャリテ。
中に忍ばせたフレッシュオレンジとラム酒の香るカスタードクリームは、ウイスキーともワインとも相性抜群。一目置かれる手土産として覚えておきたい。
【全商品予約可能につき、人気商品は電話予約が安心】
混雑指数 : ★★★☆☆
イートインは6席限定。花見の季節や週末の午後は満席が続くことも。
BOXに詰め合わせできる焼き菓子も豊富で、地方発送も可。ギフト需要も高い。
2.「いい街には、いいベーカリー」はグルメ界の不文律
『TOLO PAN TOKYO』
街のパン屋の朝は早い。毎朝8時には焼きたてが並び、店が開く。それでも平日は出社前のローカルが、週末は遠方からやってきた客が、扉の前に列をつくる。
並んでまで食べたい、そう思わせる理由はただひとつ。ここのパンでしか味わえない“旨み”があるからだ。
クロワッサン、カレーパン、角食など、並ぶのはどれもおなじみのもの。でもだからこそ、ひと口食べればその違いは歴然。
「一度食べたら“沼落ち”する」、そう言われるのも納得だ。
ローカルも御用達エコバッグ
カリフォルニアのバッグブランド「BAGGU」とのコラボバッグは隠れた人気商品。
色や柄のバリエも豊富。¥2,640。
【LINE公式アカウントで予約すれば並ばずスムーズ】
混雑指数 : ★★★★★
開店から人が途切れる時間帯はなく、店は売り切れ次第終了。
11:00~13:00は出来立てのタコスやホットドッグなどのランチタイム限定の調理パンも販売。
■店舗概要
店名:TOLO PAN TOKYO
住所:目黒区東山3-14-3 中里ビル 1F
TEL:03-3794-7106
営業時間:8:00~17:00 ※売り切れ次第終了
定休日:火曜、水曜不定休
席数:テイクアウトのみ
3.揺るぎない個性がこの街の無二の空気を体現する
『和kitchenかんな』
元々は和食店からスタートし、「夏に和の甘味を」と、かき氷を提供するようになって10年超の『和kitchenかんな』。“グルメかき氷”ブームを牽引する存在として、いまやその名は全国区だ。
通年提供されるレギュラーメニュー15種の中で、殿堂入りしている人気ナンバーワンは紅白のコントラストが鮮烈な「BC」。
削りたてのふわふわな氷と共に舌に広がるのは、酸味、甘み、コクとキレのハーモニー。
どこか懐かしさを覚えながらも、かき氷の枠を超えた“ごちそう”に感嘆するはずだ。
【予約はWEBのみで2週間先まで事前予約可】
混雑指数 : ★★★★★
予約で満席の場合でもキャンセルが出れば、30分から1時間に1組程度は入れる可能性も。
テイクアウトは予約不要のため、近くの世田谷公園で食べるという手もある。
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