厳しい暑さが続いた今年。今になって夏の疲れ現れる「秋バテ」に注意が必要です。秋バテの大きな要因は“胃のダメージからくるもの”と言われており、夏に冷えた部屋で、冷たいものを飲食し続けた結果、胃腸のはたらきが弱まり、自律神経が乱れることで、様々な体調不良が引き起こされます。そこで、胃をいたわる食事法をイシハラクリニック副院長の石原新菜先生に伺いました。
夏の運動不足が秋バテを引き起こしているかも
今年は猛暑が続き、運動を控えたという人も多いのでないでしょうか。その結果、運動不足でリンパが滞り、血行不良からくる体の冷えに加え、冷たいものの食べ過ぎによって胃にダメージが蓄積された結果、自律神経が乱れ様々な不調を引き起こします。秋バテの兆候として現れるのが、胃の不快感、食欲不振、胸やけ、膨満感など。それが深刻化すると胃痛や腹痛、吐き気を催すことも。さらには、めまいや動悸、肩こり、のどのつかえにつながります。
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体に現れるサインで「秋バテ」をチェック
血行不良や自律神経の乱れにより胃腸のはたらきが弱まると、「鼻先が赤くなる」「目の下に青クマが出る」「舌苔が白く分厚い」など、様々なサインが現れます。下のリストでチェックしてみて、2つ以上チェックがついた人は、体が冷え、自律神経が乱れている可能性が高いです。秋バテを悪化させないために、体を冷やさないこと、胃腸を休ませることを意識した食事を心がけましょう。
~ 「秋バテ」チェックリスト~
□ 疲れやすい、だるい
□ 食欲がなく胃もたれがある
□ 立ちくらみがする
□ やる気が起こらない
□ 寝つきが悪い
□ 朝すっきり起きられない
□ 1日中眠気がある
□ 顔色がくすんでいる
□ 唾液がねばつく
□ 口臭が気になる
□ 肌荒れ(ニキビ)が治りにくい