注文住宅の全体像を決める
イメージを描けたら、いよいよ自分らしい内装を具体化していきましょう。
注文住宅のテーマは?
自分らしい暮らしができそうなインテリアのテイストが決まっていれば注文住宅の内装計画はスムーズに進み、住み始めてからも高い満足感が得られます。家具・家電選びに迷う時間や、統一感のない家具を買ってしまう失敗も激減するでしょう。また工務店やプランナーさんから、その注文住宅に合ったライフスタイルや好みにぴったりな提案を引き出すことができるようになります。
ベースカラー
注文住宅の床や壁に使うベースカラーは、その選び方で部屋の印象を大きく左右します。同じ白でも輝くような白と落ち着きのあるベージュやアイボリーのクロスでは印象が変わりますし、木目調も明るめのナチュラルからダークで重厚感のある色味までさまざま。好みのテイストに似合うカラーや質感を選ぶのがポイントです。
素材感
注文住宅の床材やクロス、家具などの素材選びも重要。ナチュラルテイストや北欧テイストには、温かみのある無垢材が似合います。しかし、無機質でクールなモダンテイストの中に木製家具の比率が多いと、家具そのものはおしゃれでも、全体的に野暮ったい印象になりがちです。それぞれのテイストに合う素材を選びましょう。
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内装デザインの全体像を踏まえて細部を絞り込む
暮らし方や好みの全体像やテイストがイメージできれば、それに合わせて具体的に壁や床、設備や器具などを選んだり、見直すことができます。
壁や床
注文住宅の床材や壁や天井のクロスなど、広範囲を覆う場所はベースカラーで統一感を出します。床材が決まれば、建具やドアなどもそれに合わせて決めやすくなります。好みのテイスト感を表現したい場合、部分的に使えるタイルやアクセントクロスもおすすめです。
水回りなどの設備
風呂・トイレ・洗面所・システムキッチンなどの水回りの設備は、使い勝手や快適さが重要。工務店が提携している住設メーカーのものを選ぶのが一般的ですが、毎日の暮らしに欠かせない場所なので、デザインにもこだわりたいところです。
特にキッチン関係はリビングやダイニングとの統一感も重要です。迷ったらショールームで実物をチェックしましょう。
照明やファブリック類
シーリングライトの他にダウンライトを設置したいなど、設計に関わることは早めの相談が必要です。また、ダイニングのテーブルの位置に合わせてペンダントライトを設置したいなど、部屋全体の照明のコーディネートに関することも、どんどん相談しましょう。
カーテンなど広範囲を覆うファブリック類は、壁や床材との兼ね合いもあるため注文住宅の印象を左右する大きなカギとなります。通常のカーテンの他、ブラインドやロールカーテンなどの種類、ファブリックの生地や色も多様なので、可能な限りサンプルもチェックしましょう。
まとめ:注文住宅で自分らしい内装デザインの家づくりを楽しもう!
いかがでしたか。注文住宅の内装で後悔しないためには、住まう人の暮らし方や好みをしっかり踏まえてもらうことが大事です。細かい部分や設備から決めていくと統一感がなく、後で変更しにくいですが、全体像やテイストを固めておけば、それに従って細部まで考えやすくなります。イメージ作りや決め方のコツや手順、相談の仕方を参考に、世界に1つの自分らしい家づくりを楽しんでくださいね。