三角屋根にするデメリット
メリットが多い三角屋根ですが、家づくりで気をつけたいデメリットも押さえておきましょう。
外観がシンプルゆえに個性を出しにくい
三角屋根の家は外観がシンプルなため、ベーシックなままでは印象に残りにくい家になってしまいがちです。
個性のあるおしゃれな家にするためには、計画段階でしっかりイメージを固めることが大事です。
妻側の外壁が劣化しやすい
三角屋根の妻側は雨風に直接さらされやすいため、庇(ひさし)や雨どいのある平側よりも劣化が早く進みます。また外壁の色褪せも平側より早めです。
三角屋根の家を建てるときは、劣化しにくい外壁材や紫外線に強い塗料を選ぶことも大切。外観をきれいに保つためのメンテナンスも、計画に入れておきましょう。
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三角屋根の家をおしゃれにする4つのコツ
外観や内装のデザインにこだわる
三角屋根のシンプルさやベーシックな形はデメリットと捉えられがちですが、逆手に取ればデザインの工夫次第で個性的でおしゃれな家づくりができるメリットでもあるのです。
南仏風や北欧風の外観のほか、絵本の中のメルヘンなお家風などにチャレンジしやすいのも、ベーシックな三角屋根の家ならでは。工事費を抑えられる分、外壁材や屋根材選びにこだわることもできます。
内装材も外観イメージに合わせて選べば、統一感のあるおしゃれな三角屋根の家を実現できます。
一戸建てをおしゃれにデザインするコツについては、こちらも参考にしてみてください。
>>>関連記事「おしゃれな一戸建てのデザインとは?人気のテイストや注意点も解説」
小屋根も三角にして外観のおしゃれ度アップ
小屋根とは、玄関の上の屋根を指します。この小屋根部分のデザインも、三角屋根の家の印象を大きく左右する大切なポイントです。
小屋根を失くしてフラットにしたりシンプルな陸屋根にすると、クールでモダンな印象に仕上がります。
小屋根も三角屋根にすると、屋根との統一感が出ておしゃれな家の中でもかわいらしい印象に。北欧風や南仏風、カントリー風やメルヘンタッチな家にも三角の小屋根が似合います。
玄関ドアや窓のデザインでアクセントをつける
シンプルになりがちな三角屋根の家の外観は、デザイン性の高い玄関ドアや窓でアクセントをつけるのもおすすめです。
北欧風や南仏風、アーリーアメリカン風やメルヘン風の外観には、木製ドアや木枠の窓が似合います。素材や形のほか、色味も外壁に合わせて統一感を出しましょう。
勾配を活かして高さと開放感をプラス
三角屋根の形状を活かして勾配天井にすると、室内空間に高さと開放感が増しておしゃれ度もアップします。
三角屋根の勾配部分に天窓をとりつければ、平屋の採光問題もおしゃれに解消することが可能です。