日だまりのようなすこやかな笑顔が印象的な森口瑤子さん。
美容のためのセルフケアを取り入れつつ、「自分に向いているものだけ」を選ぶことで、無理なく“きれい”を叶えているようです。
お話を伺ったのは・・・
俳優
森口瑤子さん
Kudo1966年、東京都生まれ。1983年、映画『男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎』でデビュー。以降、テレビドラマ、映画などで活躍。バラエティ番組『プレバト!!』(TBS系)では“名人”として俳句の才能も発揮。今年10月にはドラマ『相棒season23』(テレビ朝日系)がスタート予定。
大まかなルールは設けつつも、決してストイックにはなりすぎない。
ストレスフリーに過ごすこともごきげんに過ごす秘訣です
朝は白湯を飲む、夜はきちんと湯船に浸かる、毎日シートマスクをする……。
そうしたルーティンを設けつつ、続けるためには「ストイックになりすぎないことが大事」と森口瑤子さん。
「厳密に決めても、『やりたくない』という気持ちが生まれて、楽しくなくなってしまう。一度そう思ってしまうと、続きません。たとえば湯船には浸かりますが、入っている時間はまちまち。すぐに出る日もあれば、1時間くらいドラマを観ながら入っている日もあります」
食生活でも、制限しすぎないことで、無理なく体形を維持できているとか。
「20代にはいろいろなダイエットにも挑戦したけれど、なかなかやせられなかったことも。普段は好きなものを食べて、太ってきたなと感じたらちょっと控える……というおおらかなやり方に切り替えたら、うまく体重をコントロールできるようになりました」
食事制限や筋トレなど、「自分に向いていないことはしない」ことも、毎日をごきげんに過ごす秘訣です。
「一切ストレスをためずに生活する、というのはどうしたって無理ですよね。せめて、コントロールできる部分だけはストレスフリーにして、自分を大切にしたいと思っています」
これからめざしたい「きれい」は?
憧れていた“ハンサム女子”から“ガーリーなおばあちゃん”へ
「カッコいい女性」への憧れを手放し、「ガーリーなおばあちゃん」を突き詰めたいと思うように。
「昔は自分の顔がイヤだなと思うこともあって、ハンサム女子になりたかったんです。でも最近になって、『少女趣味な大人の女性がいてもいいじゃない』と思って。以前は避けていた可愛らしいアイテムを持つことにも抵抗感がなくなりました」
森口瑤子さんの“きれいのもと”
自分に合う食事やケアを見つけるため、トライ&エラーを繰り返してきたという森口さん。
その中から、今も続いているものを明かしてくれました。
朝は時間をかけて白湯を飲み、胃腸を整える
起き抜けはゆっくり白湯を飲んで体を目覚めさせます。
「抗酸化作用があるといわれる『trolox』の水を電気ケトルで沸かして飲みます。その後はデカフェの豆乳ラテを飲むのが定番です」
今、お気に入りは『trolox(トロロックス)』
「超軟水で、沸かして飲んでもまろやかでおいしいんです」と森口さん。
アンチエイジング効果もあるとされる、抗酸化物質を含んだ天然抗酸化水。
天然抗酸化水 trolox 1本500ml ¥248/トロロックス
オイルとお気に入りの塩を入れて湯船に浸かる
『アロマセラピー アソシエイツ』のバスオイルを愛用中。
「香りはその日の気分に合わせてセレクト。体が重いと感じたときは、さらにエプソムソルトを入れてしっかり汗をかきます」
朝晩のシートマスクでスキンケア
MEGUMIさんが以前番組で紹介されていたシートマスクで毎日朝と夜にケアし始めたら、「肌が変わった」と言われるように。
「マスクはいただくことも多いので、いろんな種類を試しています」
筋トレはしない代わりにたくさん歩く
「同じ動作を繰り返す筋トレが苦手」なため、ジム通いはしない。
「代わりによく歩きます。インスタで見つけた新しいパン屋さんに行ってみよう! など、目的地があると楽しく歩けます」
メイクはリップライナーで唇の輪郭を描く
年齢を重ねると唇がやせてくるため、リップライナーは必須。
「ちょっとオーバーリップ気味に描くとふっくら見えます。眉毛がしっかり生えているので、必ず眉マスカラもします」
食事は「本当に食べたい」と思うものを
食事制限はせず、そのときの自分が本当に食べたいものを食べる。
「それがラーメンのときもあれば、たっぷりのサラダのことも。食べると決めたら、罪悪感は持たずにおいしくいただきます」
SHOPLIST
ル フィル ニュウマン 新宿店 03-6380-1960
ブランイリス トーキョー 03-6434-0210
マナ info-concordia@mana-l.com
撮影/安彦幸枝 スタイリング/土屋直世 ヘアメイク/鈴木麻衣子 文/工藤花衣
大人のおしゃれ手帖2024年11月号より抜粋
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