3.内窓(二重窓・二重サッシ)リフォームで使える補助金
省エネ対策として、国や地方自治体はさまざまな補助金事業を実施しています。対象工事には内窓の設置が含まれる場合も多いため、補助金を活用してリフォーム費用を抑えることができます。
補助金に精通しているリフォーム業者であれば、施工費用に対してどれくらい補助を受けられるか試算してくれるでしょう。
3-1.先進的窓リノベ2024事業(環境省)
環境省が実施する「先進的窓リノベ2024年事業」は、住宅の開口部の断熱リフォームに対して助成する補助金制度で、ドアや外窓、ガラスの交換リフォームも対象です。
申請には断熱性能が1.9Uw以上の内窓であること、リフォーム費用が5万円以上であることなどいくつかの条件があります。また、登録されている14社の企業の商品を使用しなければいけません。
補助金額は窓1箇所あたり23,000~112,000円で、内窓のサイズによって金額が異なります。
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3-2.子育てエコホーム支援事業(国土交通省)
国土交通省が実施する補助金制度で、開口部の断熱リフォームの他、外壁や床の断熱リフォーム、エコ住宅設備の設置も対象工事となっています。また、指定の断熱リフォームを行えば、同時施工したバリアフリー工事や防災性向上を目的とした工事など、省エネに直結しないリフォームも助成されます。
補助金額は内窓1箇所あたり17,000〜34,000円で、こちらもサイズにより金額は異なります。
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3-3.既存住宅における断熱リフォーム支援事業(環境省)
環境省が実施する補助金制度で、窓や玄関ドア、断熱材リフォームといった工事が対象となります
補助金額はリフォーム費用の3分の1で、上限は戸建て住宅が120万円/戸、集合住宅が15万円/戸です。15%以上の省エネ効果が見込まれる高性能建材を使用することが条件となっています。
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3-4.長期優良住宅化リフォーム推進事業 (国土交通省)
「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は国土交通省が実施する補助金制度で、省エネリフォームや耐震リフォーム、劣化対策の工事など、対象となる工事が幅広い点が特徴です。内窓の設置は断熱性の向上(省エネ)に分類されます。
補助金額はインスペクション費用と工事費用の合計額の3分の1です。評価基準型の場合上限は80万円/戸となります。
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二重窓のリフォームに使える可能性がある補助金は、下記の記事にまとめていますので参考にしてください。
【2024年度】二重窓(断熱窓・二重サッシ)リフォームに使える補助金
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4. まとめ
内窓の設置リフォームは、内窓のサイズやブランド、グレードによって費用相場が異なります。断熱性や防音性、防犯性など高性能な内窓を設置すれば、その分リフォーム費用が高くなる点に注意が必要です。
内窓リフォームは断熱性の向上にもつながるため、省エネを目的とした補助金事業の対象工事になっているケースが多くあります。リフォーム費用を抑えたいのであれば、補助金の活用を視野に入れておきましょう。
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