『珈琲夜船』(雷鳥社)¥2200
詩人・菅原敏さんの4作目となる著書が雷鳥社より刊行された。前作『季節を脱いでふたりは潜る』から3年ぶりとなる今回の詩集には、タンザニアやコロンビアなど珈琲豆の産地をテーマにした詩など、珈琲と旅にまつわる全31編の詩が収録。
発売に合わせて、11月23日(土)に京都の蔦屋書店で朗読会が開催。
珈琲の葉を連想させる鮮やかな緑のカバーには、京都に由来する諺(ことわざ)「白河夜船」からも着想を得たというタイトル『珈琲夜船』が添えられる。後半部分には、フランスの写真賞を受賞した写真家・かじおみほの、光と影の繊細なグラデーションで表現された作品がまとめられ、菅原さんの実体験がありのままに紡がれたエッセイ『珊瑚と珈琲』があとがきに掲載されている。
11月23日(土)には、発売を記念し、菅原さんによる朗読会が京都の蔦屋書店で開催。京都『小川珈琲』の豆を使った一杯とともに、詩への理解をより深めてくれるようなひとときを味わえる。イベント後には、購入者向けのサイン会も。前作と合わせて購入すると、菅原さんが電話越しに詩を朗読してくれる読者特典「電話朗読室」では、『珈琲夜船』からも一編選ぶことができる。見知らぬ夜へと導かれるような朗読体験。この機会に楽しんでみては。
「珈琲夜船」刊行記念フェア
開催日:11月23日(土)19:00~20:30(開場18:40/閉場21:00)
場所:〒600-8002 京都市下京区四条通寺町東入2丁目御旅町35
京都高島屋 S.C. T8 6F シェアラウンジ
書籍なし(※ワンドリンク付き)|¥2,400
書籍あり(※ワンドリンク付き)|¥4,000
問合せ:03-5303-9766
eventmanager-plus.jp/get/43743-1615041104
詩人 菅原敏
詩人。2011年、アメリカの出版社〈PRE/POST〉より詩集『裸でベランダ/ウサギと女たち』をリリース。以降、執筆活動を軸にラジオでの朗読や歌詞提供、欧米やロシアでの海外公演など幅広く詩を表現。 近著に『かのひと 超訳世界恋愛詩集』(東京新聞)、『季節を脱いで ふたりは潜る』(雷鳥社)ほか。 東京藝術大学 非常勤。 Photo:Kousuke Matsuki