「大人のおしゃれ手帖」本誌や、大人世代向けのブランド、カタログ等を多数手がける、スタイリストの平井律子さん。
平井さんが、この秋冬に大人世代におすすめしたい、というのは「テーラードジャケット」です。
「テーラードジャケットをを買ったのは20年以上ぶり」という平井さん。着まわしの便利さを、ご自身の私物コーディネートで教えてくれました。

50代女性のマストハブは「ジャケット」!
「ピシッ」×「フワッ」で甘辛バランスがとりやすい

「ずっとジャケットを探していたのですが、納得いくものが見つからず……今年の秋冬展示会でこのジャケットに出合い、何回も試着して悩みに悩んで購入。結果、とてもよく着てます。買ってよかった」という平井さん。
 おしゃれ手帖世代にジャケットがおすすめな理由は、大人の女性らしいきれいさが出ること。
「私の私服は、ちょっと”フワッ”と柔らかさを入れてコーディネートすることが多いので、この”ピシッ”としたこのジャケットががあると、重宝するんです」。
 オーバーサイズなので、カッチリしすぎず、きれいめカジュアルな着こなしになるのも使いやすいポイントだとか。

着まわしたジャケットは、札幌のブランド「the last flower of the afternoon」のもの。
メンズのジャケットのような仕立ての良さがポイント。
ボタンを上まで留めることもでき、クールでよりかっこいい印象に。

 では、コーディネートのポイントを見ていきましょう。

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ベスト×ジャケットで、ガーリーなワンピースを引き締めて


・ベスト……韓国のブランド「UNE MANSION(ユヌマンション)」
・ワンピース……ノーブランド
・カゴ……エバゴス
・シューズ……プレインピープル

「ここ数年のベスト流行りに乗っかって、ニットベストは何枚か持っているのですが、この黒いベストはZOZOTOWNを見ていたときに偶然見つけたもの。お値段も手頃だったので衝動買いした1着です」。
試着なしで購入したそうですが、
「ゆったりしているけど、色と形がベーシックなので、キチンと感も出て本当に便利」。
ワンピースだけだとガーリーになり過ぎるところをピリッと引き締めてくれています。

「モノトーンのコーディネートでややさみしかったので、青い靴下で差し色を。白い靴は本当に便利で、よく履いてます」。
特に、この「プレインピープル」の靴は、履きやすくて歩きやすくて、4足持っているのだとか。

仕上げのバッグはかご。
「バッグまできちんとしてしまうと、まとまり過ぎてしまうので、カゴで外してます。これが私の定番スタイルです」。