スマートフォンの通信費、おすすめ節約ポイント4つ
スマホを操作する手のアップ
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続いて、スマホ料金の節約術について紹介します。
スマホの場合は、固定回線のように定額制ではなく、データ使用量に応じた従量制のプランが主流です。このため、データ使用量そのものを減らしていく節約術が有効です。
余計なデータ通信を止める
スマホのアプリは、使っていない時でもバックグラウンドで同期や更新処理を行い、データ通信が行われていることがあります。
データ通信量を節約するためには、以下のような対策を打ち、余計な通信量の消費を止めることが効果的です。
・自動アップデート設定をオフにする
・Googleアカウントの自動同期をオフ(Android端末の場合)
・iCloud Driveの同期をオフにする(iPhone端末の場合)
・使わないアプリは削除する
・強制的な方法として、データ通信機能をOFFにして通信を遮断する(もしくは機内モードをONにする)
など
不要なオプションを外す
スマホには、以下のようにさまざまな有償オプションが用意されていて、スマホ契約時にあまり意識することなく加入している場合もあります。
・留守番電話サービス
・迷惑電話対応サービス
・アプリが使い放題になるサービス
・故障修理サポート
など
たとえば、故障修理サポート(通信会社によって名称は異なる)は、スマホが故障・紛失した場合などに、新品に交換してくれるサービスです。いざという時には助かりますが、その分毎月数百円~1000円程度の出費となるため、外した方がよい場合もあります。
料金プランを見直す
通話しか利用しない、Wi-Fi環境下以外でインターネットはあまり使わないという人であれば、「1GBまで」や「1~2GB」といった利用できるデータ容量の少ない従量制プランがおすすめです。データ使用量が少量に制限されますが、その分基本料金が割安になります。
反対に、動画視聴やゲーム利用などでデータ使用量が多い人の場合、従量制プランではなく無制限プランに移行したほうが結果的に安上がりとなることが多いです。
格安SIMに乗り換える
「格安SIM」とは、MVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)に分類される通信業者です。自社で通信設備を持たず、大手3キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)から通信設備を借りてサービスを提供しており、その分料金水準を安く提供しています。
たとえば格安SIMの『NUROモバイル』の最も安いVSプランは、月額627円(税込)から利用できます。
ただし、格安SIMは料金が安い分、回線が不安定になったり、時間帯により遅くなることもあるため、デメリットについても理解しておくことが大切です。
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固定回線+スマホを組み合わせた裏ワザも
スマホを操作する(WiFiマークのイメージ付き)
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最後に、固定回線とスマホを組み合わせた節約テクニックについて紹介します。
スマホで固定回線のWi-Fiを利用する
自宅でスマホを使う際には、スマホのモバイルデータ通信ではなく、固定回線のWi-Fi接続を利用しましょう。こうすることで、スマホをどれだけ使っても、通信量は固定回線側にカウントされるため、定額料金で済みます。
同じような理由で、スマホのOSアップデート、スマホアプリのダウンロードなど、データ通信量の多い操作をする場合は、できるだけ自宅のWi-Fi接続を利用して行うのが望ましいです。
固定回線を解約しスマホに一本化
スマホの「テザリング機能」を使うことで、スマホが通信端末の役割をします。スマホと接続したノートパソコン、タブレット、ゲーム機などで、スマホの通信機能を使ってインターネットが利用できるようになるのです。
つまり固定回線がなくてもさまざまな機器で通信が行えるようになるので、固定回線を解約し、スマホのみで通信環境を確保することができます。
ただしテザリング機能で利用できるデータ通信量には上限が設けられており、基本料金もテザリング機能の分、割高に設定されています。たとえばauの「使い放題MAX 5G/4G」プランは、スマホのモバイルデータ通信は使い放題ですが、テザリングなどの上限は30GBと設定されています。月額料金は7238円(税込)です。
またテザリング機能での通信は、固定回線に比べると不安定になりやすく、スピードも遅くなりますので、そうした部分も含め、自身のライフスタイルとあっているかを検討する必要があります。
以上、通信費の平均額と、通信費節約術について紹介しました。
通信費は毎月必ず支払いが発生する固定費であり、また通信量によっても上下するため、使いすぎると、気付かぬうちに家計を圧迫させる原因となっていることがあります。通信量は普段のちょっとした工夫で抑えることもできますので、地道な節約を心掛けていきましょう。