吹き抜けの家の実例3選|メリット・デメリットやおすすめ設備を解説

吹き抜けのメリット4つ

吹き抜けのメリットは以下の4つです。

1. 開放感がある
2. 採光・風の通りを確保しやすい
3. 1階と2階につながりが生まれる
4. 床を張れば部屋にできる

それぞれくわしく解説します。

 

1.開放感がある

メリットの1つめは、開放感があることです。階を隔てる1階の天井や2階の床がないため、大きな空間を造れます。

たとえば、土地が狭い場合でも吹き抜けを取り入れることで開放感ある暮らしを実現できるでしょう。以下の記事では、30坪の限られた面積でも可能なおしゃれな間取りをご紹介しているため、参考にしてみてください。

30坪のおしゃれな間取り4選!おしゃれに仕上げるポイントも解説

 

2.採光・風の通りを確保しやすい

2つめのメリットは、採光や風通しを確保しやすいことです。

まず、階を分ける天井や床がないため、吹き抜けの上部に窓を設けることで差し込む光を1階部分まで届けられます。また、吹き抜けの縦に大きな空間では空気の循環が生まれます。1階部分の窓と吹き抜け上部の窓を両方開けると、室外の空気を室内に効率的に取り込めるでしょう。

このように、吹き抜けは室内全体を明るく、かつ風通しの良い空間にできる点がメリットです。

なお、日当たりが良い家は風水的にも運気が上昇するといわれています。運気の良い家の特徴について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

運気の良い家の特徴|風水に良いインテリアで運気を上げる方法8選

 

3.1階と2階につながりが生まれる

3つめのメリットは、1階と2階につながりが生まれることです。吹き抜けによって1階と2階が1つの空間になるため、暮らし方につながりが生まれます。

たとえば、別の階にいる家族の存在を感じながら生活できます。また、吹き抜けがない間取りに比べて声も届きやすいため、スムーズなコミュニケーションが可能です。

吹き抜けを上手く取り入れると、室内での暮らし方の幅が広がります。

 

4.床を張れば部屋にできる

吹き抜けの上部は、床を張れば部屋にできます。この点も吹き抜けのメリットの1つです。

たとえば、家族が増えてもう一部屋欲しくなった場合や、ライフスタイルの変化で収納スペースが必要になった場合に、床を張って個室に転用できます。

暮らし方に合わせて使い方を変えられることも、吹き抜けの魅力といえるでしょう。

 

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吹き抜けのデメリット4つ

吹き抜けには以下のようなデメリットもあります。

1. 床面積が減る
2. 空調が効きにくい
3. 音・においが広がりやすい
4. メンテナンスしづらい場所ができる

それぞれ対応策も解説していますので、吹き抜けの家で後悔しないようチェックしておきましょう。

 

1.床面積が減る

デメリットの1つめは床面積が減ることです。吹き抜けを設けると、通常は2階の床になる部分が空間になります。そのため、延床面積は減ってしまうのです。

床面積が減ると間取りにも影響が生じます。確保できる部屋数は限られるでしょう。家族構成によっては大きなデメリットです。

一方で、吹き抜けは床を張れば部屋に転用できるため、使い方を後から柔軟に変えられます。家族構成やライフスタイルの変化に応じて、使い方を変えるのもおすすめです。

 

2.空調が効きにくい

デメリットの2つめは、空調が効きにくいことです。吹き抜けを設けると空間が広くなるため、空調が効きづらくなります。

吹き抜けの家の空調効率を上げるには、シーリングファンやサーキュレーターで空気の循環を良くしたり、エアコンを適切な場所に配置したりすると良いでしょう。

吹き抜けの家のどこにエアコンを設置すれば良いかは、以下の記事でくわしく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

吹き抜け空間のエアコン、どこに設置する?完全ガイド!

 

3.音・においが広がりやすい

吹き抜けは空間がつながっているため、音やにおいが広がりやすいこともデメリットです。

たとえば、1階にいる人の声や物音、料理のにおいが2階にも伝わります。

家族間でもプライバシーを重視する場合には大きなデメリットといえるでしょう。

対策としては、個室の壁を厚くして音漏れを防ぐことや、においを室外に効率的に逃がす換気扇や窓を配置する方法が挙げられます。

 

4.メンテナンスしづらい場所ができる

メンテナンスしづらい場所ができるのもデメリットです。

具体的には、吹き抜けの上部に窓を設ける場合が考えられます。この場合、窓に手が届く足場がなければ、掃除がしづらいでしょう。一方で、清掃業者に依頼するにも費用がかかります。

窓の掃除以外には、カーテンやブラインドの掃除、電球の交換なども必要になるでしょう。

吹き抜けを設ける場合には、2階廊下を配置して足場を確保するなど、メンテナンスのことも考慮した間取りの検討をおすすめします。

なお、おしゃれな吹き抜けリビングにしたいけれどデメリットが気になるという方は、以下の記事もご覧ください。

おしゃれな吹き抜けリビングを快適に使うには?デメリット解消法も解説