3.自分でシロアリを予防する方法

シロアリを予防するために、自分でできる対策を紹介します。

エサになる段ボール・木材を置かない

庭にある土に触れる物に気を付ける

水漏れや雨漏りがないかチェック

換気口を塞がない

シロアリの防除剤や木材防腐剤を散布する

3-1.エサになる段ボール・木材を置かない

シロアリのエサとなる木材や段ボールを放置せず、すぐに処分するか片付けることを徹底しましょう。水を含んだ廃材や畳、伐採した枝などを置いたままにしていると、シロアリが住み着いてしまう可能性があります。

また、日が当たりにくく湿気の多い場所はシロアリが好むため、北側の壁沿いなどでは風通りを確保することも大切です。

3-2.庭にある土に触れる物に気を付ける

植木鉢や雑草など、土に触れるものにも注意が必要です。建物の基礎が覆われていると湿気がこもり、シロアリが住み着きやすい環境を作り出してしまいます。また、基礎部分が確認しにくく、状況判断が遅れる可能性もあります。

鉢植えは移動し、地植えの場合は剪定や間引きなどで採光と風通しを確保しましょう。

3-3.水漏れや雨漏りがないかチェック

水漏れや雨漏りによって湿度の高い状態が続けば、シロアリが繁殖しやすくなります。お風呂や洗面所、トイレ、キッチンなど水まわりで水漏れのリスクがないか確認が必要です。特に、浴室が在来工法の場合は、ユニットバスに比べて水漏れが起きる可能性が高いため、入念にチェックしましょう。

3-4.換気口を塞がない

シロアリは日当たりが悪く湿気の多い場所を好むため、しっかりと換気を確保することが大切です。住宅のコンクリート基礎には換気口(通気孔)が設置されており、荷物などで塞いでしまうと床下の通気が悪くなります。荷物や植木鉢などは、換気口の前に置かないようにしましょう。

3-5.シロアリの防除剤や木材防腐剤を散布する

シロアリ防除剤や木材防腐剤を散布する方法もあります。ただし、市販品は効果の持続性が約3ヶ月〜6ヶ月と短いものが多く、こまめに散布する必要があります。また、作業中に埃や床下のカビを吸い込んで体調不良を招く恐れもあるため、不安な場合は業者に相談してみましょう。

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4.長期的なシロアリ予防は専門業者に依頼

自分でできる対策を行っていても不安な場合や、床下に潜ることが難しい場合などは、シロアリ対策の専門業者に依頼することを推奨します。

専門業者に依頼することで、家の状態に合わせた適切な防蟻処理を行うことができます。

シロアリ駆除・防蟻処理の例(画像提供:株式会社アサンテ

4-1.シロアリ予防にかかる費用相場

シロアリ予防を業者に依頼する場合の費用相場は、1坪あたり約4,000円〜10,000円(1㎡あたり約1,300円〜3,000円)が目安です。30坪の住宅であれば約12万円〜30万円ほど見ておく必要があります。

ただし、業者ごとにサービスや料金体系が異なる上、シロアリの被害の範囲や程度、基礎の種類、駆除工法などによっても変わります。実際の金額は見積もりを取って確認しましょう。

4-2.シロアリ予防業者の選び方

シロアリ専門業者の選び方のポイントとして、以下の項目が挙げられます。

実績が豊富である

利用者の評判が良い

見積もりの内訳が明瞭である

費用相場と比べて安すぎず、高すぎない

アフターサービスが手厚い

見積もり提示価格が相場と比べて適正かどうかを判断するために、1社だけで判断せず、相見積もりを依頼して比較検討しましょう。また、見積もりの内訳もよく確認することが大切です。