50代デリケートゾーンのかゆみ・たるみ、ちょい漏れに。症状をケアする正しい方法とは?

50代前後からはデリケートゾーンの正しいケアが重要

ペイレスイメージズ1(モデル)/PIXTA

女性のデリケートゾーンをケアすることを「フェムケア」といいます。フェムケアはデリケートゾーンのトラブルで悩む女性の心身の健康をサポートするものです。

女性ホルモンが急激に減少し、体にさまざまな変化が現れる50代前後の女性ですが、積極的にケアしたことがない人も多いかもしれません。

50代前後の女性は、デリケートゾーンにトラブルが起こりやすいため、日常的に正しいケアを行いましょう。

ここでは、50代前後の女性が習慣にすべき正しいデリケートゾーンのケア方法について紹介します。 50代と同じくデリケートゾーンに不快感を覚えやすい60代の女性にもおすすめです。

丁寧に洗う

体を洗うボディーソープでそのままデリケートゾーンを洗う人も多いですが、洗浄成分が合わないと逆にかゆみやニオイなどのトラブルを悪化させる可能性があります。

しかしデリケートゾーン用のソープで丁寧に洗えば、膣の自浄作用を弱めることなく、清潔を保つことにつながります。

洗うときは、しゃがんでデリケートゾーンをぬるま湯で濡らし、十分に泡立てたソープを手に取って前から後ろに向かって洗いましょう。

ヒダの部分は汚れがたまりやすいため、特に丁寧に洗うことを心がけます。

ただし、トラブルの原因にならないよう、擦らずやさしくなでるように洗い、しっかりと洗い流すようにしてください。

たっぷり保湿する

デリケートゾーンが乾燥しやすい50代前後の女性は、せっかくきれいに洗っても、乾燥したままにしてしまうとかゆみや炎症の原因となることもあるため、保湿が特に重要です。

ソープと同じく、デリケートゾーン用のオイルやクリームを使い、洗浄後はしっかりと保湿しましょう。

保湿する際、膣まわりのマッサージを同時に行えば、血行が促進されてホルモンバランスが整う効果も期待できます。

骨盤底筋を鍛える

参照:骨盤底筋トレーニングで尿漏れ・ぽっこりお腹を改善!

デリケートゾーンの直接触れられる部分をケアするだけでなく、膣や子宮、尿道などを支える骨盤底筋を鍛えることも、50代前後の女性の体にとって大切です。

特に頻尿や尿漏れなどの排尿に関するお悩みがある場合は、骨盤底筋トレーニングで骨盤底筋を積極的に鍛えましょう。

やり方は簡単です。仰向けに寝ながら行えるため、ぜひ毎日の生活に取り入れてみてください。

仰向けに横になり、足を肩幅に開いて両ひざを軽く曲げて立てる
息を吐きながら膣・尿道・肛門全体を引き上げる感じで5〜10秒ほど締める
力を抜いて体をリラックスさせる
ここまでを10回1セットとして、1日3〜5セットほど行う

横になって足とひざをセットしたら、体をリラックスさせるのがポイントです。

骨盤底筋トレーニングは、仰向けに寝た状態や立ったまま、座ったまま、四つん這いなどさまざまな体勢で行えるため、自分がやりやすい方法を見つけてまずは5秒から、徐々に回数や時間を増やしていきましょう。