ユニクロの姉妹ブランド「GU」公式Xアカウントが投稿したプロモーション画像が、女児向けアーケードゲーム「オシャレ魔女 ラブandベリー」のデザインと酷似しており、「ラブベリ」側の承諾を得ていない盗用なのではないかとする指摘がSNSで出ている。

実際、このゲームのデザインを模倣したのか。また、ゲーム制作側に許可を取った上での投稿だったのか。GUに経緯を聞いた。

「ラブベリ」開発者も反応、「言ってくれたら」…

波紋を広げたのは、GUが24年11月30日に投稿した画像だ。「デートにいくよ!オシャレができたら組み合わせを番号で教えて」という文言とともに、全30個のファッションアイテムを紹介するプロモーション画像を掲載した。

各アイテムは、縦5行と横6列の全30枚のカードに割り当てられている。それらのカードはピンクやグリーン、イエローなどを背景にしており、カードの左側にはバーコードが入っている。また、左上には「GU」と書かれたハートマークもある。

この投稿に対し、「ラブベリコラボ!?」「ラブベリコラボでもくるのか?」などと期待する声が寄せられていた。こうした声を受けてか、「オシャレ魔女 ラブandベリー」の開発者が11月30日、「言ってくれたら広告宣伝費の予算内で着せ替えオシャレできるように作るぞい」とXのポストで反応。また、GUとコラボしたわけではないとも明かした。

SNS上では、「ラブベリコラボって勘違いした」「ラブベリ世代からしたら嬉しいけど、無許可だとしたら話は別…」「無許可でラブベリ風にしてるの…」「コラボ?!って思ったらただの無許可でした」などと批判する声が上がっている。

GUの広報担当者は12月3日、J-CASTニュースの取材にメールで回答。「公式ステイトメント」として、「この度は、ジーユー公式Xにおいて誤解を招く投稿をしてしまい、申し訳ございません」と謝罪。その上で、「開発者、クリエイターの皆様の作品を尊重」すると説明した一方で、投稿した画像に「ラブベリ」を模倣する意図があったか否かについては回答しなかった。

「ジーユーは開発者、クリエイターの皆様の作品を尊重しており、今回も本投稿を通じてフォロワーの皆様に楽しくスタイリングを考えるきっかけを提供したいという意図で、投稿させていただきました。誤解を招くことのないコミュニケーションに一層留意しつつ、フォロワーの皆様に喜んでいただけるような投稿を通じて、ジーユーの商品や施策を発信していきたいと考えています」