2025年4月の万博まで、あと少し!個性豊かな、関西のラグジュアリーホテル4選

ここ数年、関西ではラグジュアリーホテルの開業ラッシュが続いている。

訪日客の増加や、来年4月から開催される大阪・関西万博に対して、各ブランドが独自性を追求。どんな体験が出来るのか、新旧あわせてご紹介する。



1.水都・堂島で最新のアーバンラグジュアリーを知る

「フォーシーズンズホテル大阪」



いまの大阪のホテルシーンを盛り上げる代表格といえば、今年8月1日に開業した「フォーシーズンズホテル大阪」だ。

立地は堂島川のほとりに立つ新築高層ビル内で1〜2階、28〜37階がホテルである。

ユニークなのが「GENSUI(玄水)」という特別コンセプトフロアを設け、全21室が畳に敷布団のある、フォーシーズンズ式モダン旅館の造りであること。

客室で畳や檜の香りを感じられるギャップがあるのは、同ブランドでも世界初。

GENSUI宿泊者が専用ティーサロンでチェックイン・アウトできるのも新しい。

36階ウェルネスゾーンには日本語のまま「OFURO」の文字。

大阪のスカイラインを望むお風呂に、サウナ、水風呂があり、ととのったあとの『バー・ボタ』でのカクテルが格別だ。

ロンドンの人気バーにいたルーマニア出身のバーマネージャーが作るカクテルは、「道頓堀スライダー」や「大阪アイスティー」等、ご当地感が楽しく、鰹が効いた「梅干マティーニ」は大阪に行ったら常に飲みたいほどの黄金バランス。

他にも白味噌や宇治茶などの和素材の使い方に既成概念のない外国人ならではの好奇心が表れ、新たな味覚に開眼する。

シグネチャーレストランは広東料理。

香港出身シェフによる料理は滋味深く、餡やスープに力量を感じるもの。焼豚まできっちり美味しい揚州焼飯で締め、デザートの豆腐花で優しさのダメ押し。

近年のフォーシーズンズホテルの食のレベルの高さを大阪でも実感した。



■施設概要

施設名:フォーシーズンズホテル大阪

住所:大阪府大阪市北区堂島2-4-32

TEL:06-6676-8682

料金:1泊1室¥132,825~

   ※大阪府宿泊税1名¥300別途必要

部屋数:175室



2.堂々たる最上級ホテルで、天空から大阪の熱量を感じる興奮

「コンラッド大阪」



かわって2017年に中之島に開業した「コンラッド大阪」にも新たな動きが。

バーテンダーの国際大会で世界一に輝いた奈良『LAMP BAR』の金子道人さんが監修する5種の新カクテルを8月より提供。

それぞれ関西の5つの府県を表し、メニューは立体型絵本で器も特注とあって見応え満点だ。

兵庫を表すカクテル「SCENE」¥4,400。

ラムにほうじ茶や丹波の黒豆茶を合わせ、芳ばしくスモーキーな味わいを引き出している。シガー型スイーツをかじりながらいただく。

和歌山を表す「NATURE」¥4,400。

和歌山の季節ごとの柑橘をミックスしたホワイトキュラソーとタンカレーNo.10を組み合わせ、自家製ハーブソーダで仕上げている。

なお、宿泊した編集部員によると、朝食の「お好み焼きベネディクト」により、朝から浪花気分が急上昇したとのこと。

個性がほとばしるのが大阪なのだ。

■施設概要

施設名:コンラッド大阪

住所:大阪府大阪市北区中之島3-2-4

TEL:06-6222-0111

料金:1泊¥89,150~

部屋数:164室



3.喧騒が届かぬ洗練の神戸でドラマティックな旅情に浸る

「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」



大阪旅を計画するなら、ガラリと違う世界も楽しむべく、新幹線で約35分の神戸元町への訪問も視野に。

元町から徒歩圏内の「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」に泊まれば、港の絶景を前にゆるやかな時間を過ごすことができる。

周囲270度を海に囲まれたホテルは全室がバルコニー付き。

まるで客船旅の気分となり、特に空が群青に落ちて船が明かりを灯す頃が美しい。船の光が海面に反射して、そんな眺めを前に飲む泡酒がたまらないのだ。

翌朝は、朝日にきらめく水平線を眺めながらレストランのテラスで朝食を堪能。

港町の魅力を全面に感じられる立地だから、時間の移り変わりが鮮明な記憶となる。人生で一度は、港町おこもりを体験あれ。

■施設概要

施設名:神戸メリケンパークオリエンタルホテル

住所:兵庫県神戸市中央区波止場町5-6

TEL:078-325-8111

料金:2名1室1泊¥10,500~

部屋数:計323室



4.アクティブな滞在と上質なウェルネスの新しき融合

「ヴィラフォンテーヌ グランド 大阪梅田」



また、大阪で気軽に連泊するなら、昨年8月に開業した「ヴィラフォンテーヌ グランド 大阪梅田」がおすすめだ。

1泊2万円台からにして、全室にシモンズ社製ベッドやミラブルの最新シャワーヘッドを備え、シンプルモダンな内装が快適。

さらに嬉しいのが、ホテル利用者限定の広いスパ施設を利用できること。

無料の大浴場に岩盤浴、クーリングルーム、さらには有料の酵素浴やサウナ等の個室スパを8室も備え、活動的な日中からリフレッシュすることができる。

立地は梅田駅から徒歩3分。

新たなビルが誕生しつつも昔から変わらない活気に満ちるエリアだからこそ、心身を静かに労わるスパを備えるホテルを選ぶのが最良バランスだ。



■施設概要

施設名:ヴィラフォンテーヌ グランド 大阪梅田

住所:大阪府大阪市北区曽根崎2-15-9

TEL:06-6360-7531

料金:1泊1室2名¥21,400~

部屋数:計175室



― Coming soon ―

まだまだある近年開業!



2024年1月には世界初のオフィシャル・シャンパンホテル「Cuvée J2 Hôtel Osaka by 温故知新」、7月にはマリオットのオートグラフコレクションに属する「大阪ステーションホテル」が開業。

2025年春にはシンガポールを拠点とするカペラホテルグループの「パティーナ大阪」と、ヒルトンの最上級ブランド「ウォルドーフ・アストリア大阪」が日本初上陸予定。